Tap Forms 5で同期にiCloudとApache CouchDBが追加された

Tap Forms 5がアップデートして、同期オプションに選択できるサービスが追加されました。

Tap FormsはもともとWi-Fiの同期かiCloudの同期に対応し、Tap Forms 5になってからiCloudの同期が外れて、IBM Cloudantが採用されました。今回はそこに、前のバージョンでもおなじみのiCloudと、新しくApache CouchDBが追加されました。

Tap Forms 5の同期サービス一覧
Tap Forms 5の同期サービス一覧

iOS版、macOS版ともにバージョンは5.1となります。

IBM Cloudantは毎月無料枠1があるといえども、一定を超えた場合は料金を支払わなくてはいけません。さらにアカウントを作成しなくてはいけませんので、そういうことに一定の抵抗があった方は、既存のiCloudアカウントで手軽に便利に同期できるようになりました。

Apache CouchDBは使う人がいるのかな? iCloudのほうは待ち望んでいた人は多そうですが。ただ、現時点でmacOS版のほうは無効状態で選択できないですし、iOS版のほうは項目も出てきません。これはいろいろ設定しなくてはいけないのでしょうか。私はIBM Cloudantで満足しているので、そのまま使い続けようと思います。

どちらにしても、選択肢が増えることはユーザーにとって嬉しいことです。

タップフォーム オーガナイザーと安全なデータベース
カテゴリ: ビジネス
現在の価格: ¥1,080
Tap Forms 5 – Organizer + Secure Database
カテゴリ: ビジネス
現在の価格: ¥6,000

あとがき

MacもWindowsもカード型データベースで、色々なデバイスに同期できるアプリってすごく少ないです。特に両方のプラットフォームで使えるといえば、思いつくのがFileMakerぐらいで、MacでこのTap Forms、Windowsだと思いつきません。あとは企業向けのクラウドデータベースサービスぐらいですが、個人で契約するのはどうかというものばかりです。例えば、Salesforce(force.com)とか、kintoneとか、個人ではハードルが高いものばかりです。kintoneは5ユーザーからですし、Salesforceなんて月額料金がすごいですし2、データベース好きにとっては、まだまだいい時代とはいえないでしょう。

MicrosoftのPowerAppにはちょっと期待していましたけど、少し前にちょっと触ってみた感じでは、複数行テキストの項目で「検索可能」のチェックが有効にならなくて、調べたら検索は一行のテキスト項目じゃないといけないみたいだったので、その時点で試すのすらやめてしまいました。やっぱり、保存したあらゆるデータに検索でアクセスできなければ、データベースとしては使い物にならないと思っています。AccessのようなデータベースアプリがMacでも使えて、AzureのサービスでWindows版のAccessと同期できるような仕組みがあれば、まだOfficeの契約が増えるんじゃないですかね、MSさん。まあ、それよりもPowerAppのパワーアップ3が望まれるところですけどね。

こういうデータベース系アプリでユーザーとして望むことは、無料枠があるクラウドストレージ、簡単な構築UI、プラットフォーム間の簡単な同期、保存されたデータの横断検索でしょう。この4つがあれば、私はとりあえず試したいです。もちろん、個人ユーザー向けの現実的な価格であることは言うまでもありません。

よくカード型データベースについて調べていると出てくるEvernoteですが、Evernoteはノートとして使うことを想定して作られていますので、データベースアプリではないと思っています。項目を分けて型を指定して定型的なデータを保存していくことには向いていません。検索と自動OCR機能は便利ですが、データベースとしての使い勝手を考えると、ちょっとジャンルが違うかなと思います。もちろん、Evernoteはノートとして使えるので、私も「次回請求」が2019/11/21になるまでがっつりプレミアム版を契約していますけど、データベースアプリかと言われると違うんじゃないかな。

  1. 記事作成時点での無料枠はデータストレージ20G、軽負荷API呼び出し500,000回、高負荷API呼び出し100,000回です。これらの規模は、個人のプライベートでの運用では達成しづらい値です。つまり、ほぼ料金を請求される可能性は少ないと言っていいでしょう。もちろん、使用回数とデータ量によりますが。
  2. SalesforceもCRM機能にアクセスできるSalesforceのライセンスと、カスタムオブジェクト(自分で作ったデータベース)のみにアクセスできるプラットフォームのライセンス(force.comのライセンス)があり、プラットフォームライセンスだと安いという話を、SFDCの人に聞いたことありますが、具体的にいくらかは聞かなかったです。と思っていま調べたら、一番安いので月額3,000円です。Salesforceの月額15,000円よりかは安いですけど、個人で使うぶんにはやっぱり高いな。年間で36,000円ですからね。
  3. うまい!