iPhoneのSpotlightは削除した項目も表示される! しかも、インデックス再構築はできない!
iOSでSpotlightを使っていたら、ちょっと困った問題に当たりました。削除したはずのコンテンツが検索結果に出てきたのです。
iPhoneやiPadで手早く探し物をしたいときはSpotlightが便利です。iOSのすべてから情報を探してくれます。しかし、ふとあるとき、おかしなことに気がつきました。
削除したはずの項目が表示されたのです。それはUlyssesで書いた文章だったのですが、削除していますので、タップしてもアプリが立ち上がった状態のまま固まってしまいます。
おそらく、Spotlightのインデックスに登録されたものの、削除後にSpotlightに削除したという情報が反映されていないのだと思います。
なんとかSpotlightのインデックスを再構築できないかといろいろ試してみました。
- Spotlightのオフ、オン。
- iPhoneの再起動。
- Spotlightオフ、iPhone再起動、Spotlightオン。
いずれの方法でもSpotlightから削除されたコンテンツが消えることはありませんでした。
調べてみたら、AppleのサポートコミュニティサイトでSpotlightインデックスの再構築はできないとの情報がありました。
How to rebuild the Spotlight index in iOS ? | Official Apple Support Communities
おそらく、初期化しないと元に戻らないものと思われます。
検索するときは、アプリ内でできるならアプリ内で行ったほうがいいですね。
あとがき
今回の事例は、なかなか便利な機能でも、ちょっとしたところの詰めが甘いと、途端に使い物にならなくなるいい例ではないでしょうか。過去にあったものを検索結果として表示されても、そのコンテンツにアクセスできないのであれば、まったく意味がありません。自動でバックアップが取られて、復元できるというのであれば話は別ですが、ただインデックスが削除に関して更新されないのであれば、ただの間違えた検索結果です。
こういうことがあるときは、私は必ずAppleのフィードバックを行うようにしています。「フィードバック – Apple(日本)」から今回の事象をバグレポートとして報告しておきました。少しでもユーザーが使いやすくなるために、ユーザーとしてできることは、問題を随時あげていくことだと思います。問題を上げなければメーカーは気づけないかもしれないからです。こういう情報を積み重ねていくことで、メーカーもちゃんと対応したアップデートを行ってくれる可能性が上がります。次の、あるいはその次ぐらいのアップデートでは、Spotlightがちゃんと使いものになるように更新されているといいなぐらいの気持ちです。メーカーも、ユーザーには快適に使ってもらいたいはずです。そのためのアップデートは行ってくれると信じています。
みなさんも、問題があったときはどんどんフィードバックしていくといいでしょう。報告が多ければ多いほど、修正の優先度も上がって、早めに対応してもらえるかもしれません。