Apple Watchで1円単位でSuicaにチャージする方法

以前、Apple Watchで1円単位でSuicaをチャージできないことをお伝えしましたが、できる方法を見つけましたので共有します。

Apple Watchがアップデートで、Suicaの1円単位のチャージに対応しなくなったことをお伝えしました。

Apple WatchでSuicaの1円単位のチャージができなくなってる

今回、Apple Watchでチャージするときに注意深く操作してみたところ、1円単位でチャージする方法を見つけました。

Suicaをチャージするときに表示される画面で、「+」ボタンと「−」ボタンがあります。この「+」で金額を上げていくと、ボタンを連打しなくてはいけません。このため、デジタルクラウンを回すことで、金額を上げていきます。

デジタルクラウンで金額を上限まで上げた状態。
デジタルクラウンで金額を上限まで上げた状態。

デジタルクラウンを回していくと100円単位で金額が増えていき、上限が100円を切った段階で止まります。これ以上は金額が上がりません。

これだと、Suica上限である2万円にはならず、中途半端な状態でチャージすることになります。でも、まだ先があるのです。

ここで「+」ボタンをタップします。

Suicaを上限までチャージ。
Suicaを上限までチャージ。

すると1円単位の金額を追加することができ、上限の2万円ぴったりでチャージすることができます。ちなみに、ボタンでも1タップ100円単位で上がります。

以前はデジタルクラウンでも1円単位で金額が増えたと思いますが、いまは100円未満はボタンタップで増やしていく必要があります。

なぜ、このような仕様になったのかはわかりません。何か意味がある仕様変更なのか、バグなのか、Appleのみぞ知るといったところです。どちらにしろ、微妙な仕様には変わりありません。

あとがき

Appleのプロダクトは、たまにわけのわからない仕様だったり、UIだったりがあります。デザインの段階で十分に検討した結果なのだと思いますが、それは「気づけないだろ」と思うような仕様をたまに見つけます。このブログで「MacのプレビューでPDFを結合できないヤツちょっと来い!」という記事が人気です。PDFファイルを結合するときの動作を説明しています。みんな、わからないのでこの解説記事を読みに検索してくるわけです。まさに、これなんかはプレビューでPDFを結合するときのインタラクション1が凝りすぎて気づけない例でしょう。

使いやすさにこだわりを持つAppleのプロダクトですらこの有様ですから、すぐれたユーザビリティを見たけることがいかに大変か思い知らされます。特にiPhoneは世界共通仕様ですから、特定の国、地域の文化に依存したインタラクションは採用しづらいということもあるでしょう。

また、人は世代によっても異なる価値観を持つことから、年齢の違いによってもハードルが変わってきます。一般的に年齢が上がるほど、新しい機能や動作を覚えるのは難しくなります。そう考えると、すべての人に使いやすくというのは、困難を極めます。

さらに新しい価値観を提供したいというデザイナーの想いも重なり、使いづらいユーザーインターフェースになっていくケースがあります。使いやすさは学習にも関係があり、慣れた操作のほうが使いやすく感じます。製品がバージョンアップによってユーザーインターフェースががらりと変わると「使いづらくなった」とか「元に戻してほしい」という声が聞かれるのは、慣れない操作に対する苛立ちからです。制作側からすれば、新しい操作を提供し、十分にユーザーテストを重ねてリリースしたのであれば、ユーザーが慣れるまで静観するのもひとつの手となります。

結果としてそれが受け入れられるかどうかは、どれだけ使い続けてくれるか、それとも別のプロダクトに乗り換えられるかという結果となって現れてくるのです。

  1. ITのユーザビリティの世界において、ざっくり言うと、ユーザーの操作とそれに対するシステム側の反応のことです。