銀座のシャネルがサーバールームに
銀座にあるシャネル(CHANEL)のショーウィンドウがサーバールームになっていました。
銀座にあるヘアサロンの帰りに東京駅に向かっていたら、シャネルのショーウィンドウにサーバールームが展開しているのを見つけました。
もちろん、本当にサーバーが設置されているわけではなく、印刷されたサーバー、というか全部スイッチだね、これ。
ケーブルがささっていないところもリンクアップしているのはツッコンじゃいけません。一応、ケーブルはそれっぽい(近づいたけど本物かどうかわからなかった)。
これを見たとき「映画の中のユーザビリティの間違い」を思い出しました。
コンセプトはなんなんだろう。
サーバールームはマシンの熱を処理するためにガンガン冷房がかかっているので、ショーウィンドウの中の人のような格好だと、間違いなく体調を崩します。新卒のエンジニア女子がたまに、サーバールーム初日のときにこんな格好で来ることはありますけどね。
空調の風が強いので髪型は実用的かも。
ちなみに、多くの場合、リリースが近くなると、ここにダンボールを敷いて寝ることになります。バグとの戦い、ハードウェア障害との戦いが繰り広げられるのです。
昔、原因不明のハードウェア障害が多発して、CPU、HDDのダウンが頻発していたとき、結局、サーバールームの温度を測ったら室温が高すぎたということがありました。
いまはサーバーは極力持たず、すべてクラウド事業者に任せることが多いので、データセンターを運営していない限り、大規模なサーバー、ネットワーク機器群はあまりお目にはかからないでしょう。
ハードのことを気にしなくていいというのは気楽です。実に便利な世の中になったものです。いまはサーバーを購入して設置しなくても、マネジメントコンソールでインスタンスを作成するだけですからね。AWS、Azure、GCP万歳!
あとがき
これを見た日、中央通り沿いにあるDiorでもなにかイベントをやっていたみたいで、歩道に人だかりができていて通りづらかったです。イベントをやるなら、ちゃんと交通整理はしてもらいたいですよね。他の通行人に迷惑をかけないというのは、最低限のルールではないかと思うのです。ヘアサロンに遅刻するところでした。
なぜサーバールームに詳しいかというと、その昔、IT土方をやっていたことがあるからです。ITに関する何でも屋で、サーバーの設置から、OSやアプリのインストレーション、プログラム、テスト、納品、リリース立会い、コールセンター、障害対応…
サーバールームじゃないところでは、要件定義にも参加させられたり、設計書書いたり、案件によってやる役割がまったく異なるので、エンジニアとしてひとつのことに長けるようにならず、帰れない日々と年齢だけを重ねていく生活でした。いろいろ経験できるといっても、所詮は人数合わせ的にあっちこっちに向かわされるので、どれも中途半端な感じでした。
日本はもう少しエンジニアの地位向上を目指したほうがいいです。ソフトウェアという目に見えづらいものに極力、お金をかけたがらず、タダと勘違いしている老害な上役がいると、もう散々なプロジェクトになること請け合いです。あと、ゼネコンっぽい下請け、孫請けとかは、どうかと思います。もう、あまり思い出したくないので、この辺にしておきます。
ヘアサロンでは、なかなか丁寧な担当の方についてもらっています。説明がとても丁寧で好感が持てます。その美容師さんに聞いた話ですが、学校では国家試験に受かるために、国家試験で出る髪型をとことんやるそうです。その国家試験に出る髪型は実用的じゃなく、「これどこで使うんだろう」というものばかりなので、学校を卒業して、職場に入ってはじめて実用的な髪型を先輩から教わるそうです。
ヘアサロンの業務をこなしながら髪型を習って、お客さんの髪を触れるようになるまでは、少なくても3年はかかるそう。人によっては5年ぐらいはかかるようです。美容師は職人的なところがありますので、一人前になるのにも時間がかかるんだなと。
いつも思うのですが、美容師さんにデブはいないのは、やっぱり立ち仕事だからだろうなと。私のような常に机に座ってPCの画面を眺めるような仕事の人は、やっぱり食べたら食べるだけ太ってしまいます。美容師さんがモテるのは仕事の特性なんだろうな。