ぶらり、のほほんおやぢの旅 ~青森編~

ぶらり、のほほんおやぢの旅 ~函館編~」より。

9月19日、天気は北海道は曇り。だが、これから本州に向かわなくてはいけない。天気予報では本州は雨の予報だ。ラビスタ函館ベイで朝食を済ませ、早めのチェックアウトとなった。函館駅前でお土産を買うと、スーパー白鳥22号に乗り込んだ。

車内がとても静かなのはさすが新しめの特急車両である。この789系スーパー白鳥では青函トンネル内を約25分で駆け抜ける。青函トンネルを抜けると蟹田駅でJR東日本の車掌と交代する。そして、青森でスイッチバックトなり新青森に到着する。

新青森駅からは無料のシャトルバスを利用して三内丸山遺跡に向かった。シャトルバスはマイクロバスタイプで座席が2名ほどあふれてしまったが運転手のおじさん「ん~、じゃあ立ったまま乗って」、ということで私はドアの横に立つことになった。

三内丸山遺跡の入り口は広く美術館のような建物になっている。青森県の力の入れようが伝わってくる。そして、館内はとてもきれいだ。入り口では三内丸山遺跡のゆるキャラ「さんまる」がいた。写真を撮影するとき、シャッターを切り終わるまで停止してくれるお茶目なキャラクターだ。所属はおそらく「青森県教育庁文化財保護課 三内丸山遺跡保存活用推進室」だ。ホームページを見ると誕生日は「今から4,500年前の1月1日だよ!」って、設定がアバウトすぎる…

館内は無料ではいることができ、撮影の制限もない。さすが青森である。建物の奥に遺跡に通じる通路があり、外に出ると縄文遺跡を見ることができる。

遺跡は大型竪穴住居、大型掘立柱建物、竪穴住居などが再現されており、中に入ることもできる。また、大型掘立柱建物跡は湿度管理されたドームの中で保存されており、中に入ってみることができる。

雨が降ってきたので大急ぎで館内に戻り、出土品の見学に移る。鏃や土器、翡翠などの装飾品、土偶が所狭しと展示されている。特に土偶の数の多さは圧倒される。土偶、土偶、土偶、そしてまた土偶の山である。

なお、青森県は三内丸山遺跡をはじめとする縄文遺跡群を『北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群』として世界遺産登録を目指しているそうだ。どおりで入館料無料、無料シャトルバス、撮影制限なしの力の入れようだ。2009年1月5日にはユネスコの世界遺産暫定一覧表に記録されたらしい。

三内丸山遺跡からは路線バスを乗り継いで青森駅に向かう。駅の近くのレストランで地味にカツ丼を食べてから八甲田丸の見学に向かう。青函連絡船の八甲田丸は函館の摩周丸と同様に青森と函館館を結んでいた。1964年8月12日に就航してから23年7ヶ月と現役期間が最も長く、そして青函連絡船の最終航行船である。

なお入館料は駅を出たらすぐ近くにある観光案内所で「青森ベイエリア周遊券」として八甲田丸、ワ・ラッセ、アスパムの3館を回ることができる券が1300円で販売されている。

船内は歴史の紹介のほか、実際に列車を載せて輸送を行った車両甲板やエンジンルームも見学することができる。車両甲板は広大な広さで貨物や客車が実際に搭載された状態で見学できる。そしてエンジンルームはやはり独特の臭いが漂っている。機械臭というものだろうか。ブリッジや通信室などの乗務員室も見学でき、船長室には人形の船長もいてドアから中を覗いたときに一瞬びっくりする。

八甲田丸をあとにするとねぶたの家ワ・ラッセに向かった。そして、太っ腹なことに「中は撮影自由です」と案内される。さすがは青森県である。ねぶたの歴史や実際の作り方が紹介されているほか、暗い館内にねぶたが実際に飾られている。

色鮮やかなねぶたは幻想的である。ねぶたホールではねぶたの展示のほか、ねぶた囃子の生演奏をやっており、一緒に踊ったりする体験もできる。

「らっせら~、らっせら~!」

ワ・ラッセをあとにするとアスパムにも向かったが、ここは普通に展望室で青森を一望できる施設であった。