自分で情報統制をしてネガティブな情報を断つ
テレビや新聞、インターネットなど情報はさまざまなところからやってくる。そして、世の中にはネガティブな情報が多い。ネガティブな情報を断つことで心に平安を取り戻そう。
情報は多様な媒体を通じて我々の元に届く。テレビなら映像と音声で、ラジオであれば音声のみの情報として届く。新聞や雑誌は文字と画像として情報が届く。ふだん何気なくテレビをつけたり、届いた新聞をぱらぱらとめくったり、車の中でカーラジオをつけたりすることで情報が止めどなく流れてくる。インターネットに接続すれば、ポータルサイトなどからインターネット上の情報がかき集められてくる。我々は情報の嵐の中にいる。
これらの情報のすべてが心和むポジティブな情報ならいいが、凄惨な事件の情報だったり、政治や経済の批判だったり、ネガティブな情報が多い。ネガティブな情報のほうが話題になりやすく売れやすいことから、ポジティブな情報よりもネガティブな情報のほうが多くなっている。
だが、ネガティブな情報ばかりに触れていると疲れてしまう。そんな経験はないだろうか。少なくとも私は、インターネットでネガティブな情報ばかりに触れていて、ふと気づくと心に疲労感を覚えることがある。世の中いいことばかりではないのはわかっているが、いいことばかりでないという情報ばかりに触れていると絶望感とまではいかないがとても疲れる。
人生の目的はネガティブな情報ばかりに触れて疲れることだろうか。以前の記事「テレビの視聴をやめてみると人生が充実する」や「しばらくニュースを断つことで必要な情報を明確にする」にも書いたが、自分に必要な情報は何であるかを明確にして、必要のない情報は排除していく必要がある。そして、人が生きていく上で重要な情報は、少なくともネガティブな情報ではないはずだ。もちろん、ネガティブな情報でも知る必要がある情報はあるが、割合として多くを占める必要はない。自分を成長させてくれる情報、心を元気にしてくれる情報のほうがネガティブな情報よりも何倍も多く必要だ。
だから自分で情報統制をしよう。自分で意識してネガティブな情報を見ないようにする。例えば、テレビや新聞はネガティブな情報の宝庫なので見ないようにするとか、自分の心をポジティブにしてくれる本を読むとか、自分を成長させてくれるような影響を与えてくれる映画を見るとか、自分でしっかりとした意識を持って情報に触れていくと、ネガティブな情報によって心が疲れなくてもすむ。
ちょっと意識するだけで大きな違いになる。実践しない手はない。