出雲大社で縁結びのお願い さっそくメールが…
出雲大社は縁結びの神様です。お祈りすればいい縁が来るかもしれません。おや、さっそくメールが来たようです。
ちょうど10月、出雲の国には日本中の神々(八百万の神々)が集まってきます。10月は旧暦で神無月といいます。神様が出雲に集まるために、各地から神様がいなくなるためです。逆にこの出雲では10月のことを神無月ではなく「神在月(かみありづき)」と呼びます。
出雲大社は古事記などに記載されている国譲り神話に出てきます。日本を作った大国主神が天津神に国譲りを行う際の取引条件に宮殿を建てさせたことがはじまりとされています。
出雲大社へ向かうには、山陰本線の出雲市駅から出雲大社へ向かうバスに乗るか、一畑電車に乗車して川跡駅で一畑電車大社線に乗り換えて出雲大社前で下車します。
一畑電車の改札は昔ながらの切符切りです。改札口に駅員が立ち、切符切りでパチンと切ります。
電車は2100系の2両編成でロングシートタイプです。車両は京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)の京王5000系が使われています。地方に行くと、都内で活躍していた電車がリサイクルされていることが多いですね。
出雲大社へは、最寄り駅の出雲大社前から徒歩5分と行ったところでしょうか。入り口の鳥居の前は観光客の記念撮影の場となっています。
入り口から駅方面を撮影した写真です。出雲大社までは少し坂道になっています。狭い道ながら、意外に車の通りは多いです。通りに面した店はおみやげ屋だったり、甘味処だったり、勾玉専門店だったりします。
出雲大社の拝殿です。現在は平成の大遷宮のため御仮殿となっているそうです。通常、神社でお参りするときは二礼二拍手一礼が基本ですが、出雲大社では二礼四拍手一礼です。また、手をずらして拍手します。指の節をずらして「節合わせ(不幸せ)」にならないようにするためだそうです。
お賽銭はご縁があるように5円、十分なご縁があるように15円、始終ご縁があるように45円とバリエーションがあるようです。あまり欲張らないように15円でお参りしてきました。
お参りのあとはおみくじです。おみくじはお守りなどが販売されている売店で買うことができます。木の浅い箱(というか枠で囲まれた板)の中に無造作に置かれていて、隣の浅い箱に100円を置いていくセルフ形式です。こういうセルフ形式が成り立つのは神社ならではですね。お金を払わずに持っていくなど罰当たりなことをする人はいないでしょうからね。
出雲大社のおみくじは大吉だの中吉だのが書かれていません。自分で読んで判断するそうですが、まあさんざんな言われようです。確かに今年はついていないことばかりでした。来年はいい年になるといいのですが。
参拝のあとは島根県立古代出雲歴史博物館で、平安時代の古代出雲大社高層神殿や古事記などの資料を見学しました。
さて。
出雲大社の見学が終わり、出雲市駅から鳥取に向かう特急まつかぜの中で一通のメールが来ました。さんざんなフリ方をした元カノからのメールで、顔が見たいので近々会えないかとのこと。
縁結びの効果なのでしょうか、あるいは神々のいたずらか?
出雲大社
住所: 島根県出雲市大社町杵築東195
Web Site: 出雲大社ホームページ