バルミューダのJetCleanを買おうと思った4つの理由
バルミューダのJetCleanを買いました。家電メーカー各社から空気清浄機が出ている中で、なぜバルミューダのJetCleanを買おうと思ったのかを書きます。
空気清浄機を買いました。
単純に部屋の空気を少しでもきれいにしたいという思いと、ちょっと気になる製品が出てきたということが重なって購入を決めました。花粉症なので、来たる春の聖戦に備えてボーナス時期に買ってしまえという勢いもありました。
しかし、それ以上に買うことを決断させた理由があります。その理由をひとつひとつ取り上げていきます。今後、空気清浄機を購入するための参考になれば幸いです。
単機能
空気清浄機は空気清浄機であってもらいたいです。
ところが、最近の空気清浄機は多機能でかなり充実しています。加湿器の機能がついていたり、イオンなどの物質が発生する装置がついていたりします。「スペック比較の買い物をやめるべき3つの理由とスペック断捨離の方法」でも述べましたが、多機能になれば複雑になってきます。
複雑になれば機構も複雑にならざるを得ず、故障率も上がると考えました。単機能であれば機構も単純なため、まずそうそう簡単には壊れないだろという期待があります。空気清浄機のような長く使い続けるものは、簡単に壊れてほしくはないのです。
イオンなどの物質についてはさまざまな意見があります。効果がある、効果がないという議論がありますが、イオンが空気をきれいにすることが現在のところ証明されていないという事実があります。つまり、まだ効果を実証できていないということです。むろん、効果が実証できていないことが、効果がないことに即につながるとは考えませんが、実証できてないなら、実証できてから検討しても遅くはないのです。
何よりもシンプル・イズ・ベストです。
シンプルなのがわかりやすいです。
できないことをできないと認める姿勢
できないことをさもできるようにうたうメーカーが多い中、できないことをできないと言う勇気を持った企業姿勢は好感が持てます。
インプレスの家電Watchの記事からバルミューダの社長の意見の引用です。
今回興味を持って(イオン技術の研究に)取り組みましたが、開発期間の中では、確かな効果は確認できませんでした。日本の大手企業があれだけ力を入れている技術ですので、効かないことはないでしょう。でも効いたとして、浮遊している細菌を無効化したあとの残骸はどこへ行くのか。結局は、フィルターで取ることで、空気中から除去されることになる。最初からフィルターで取ればいい
効果が確認できないから搭載しないというのはまともな発想です。簡単に「効果が確認できない」と言うことは、技術力がないからではないかと取られてしまう危険性もあるわけですが、確認できないものは確認できないとちゃんと認めていることは潔いと感じました。「日本の大手企業」は確かな効果を確認しているのでしょうかね?
効果がわかんないならとりあえず吸引力を強くしとけば根こそぎ取れるよねという発想もシンプルでわかりやすいです。フィルターで取れることが確認できるのであれば、「イオンで細菌を無効化」する技術に取り組まなくてもいいのですから。
そして、ホームページの記述でもこのようなものがあります。
実は、空気清浄機で花粉を除去するのは、とても困難です。 場合によっては、ほとんどキャッチできない事もあります。
バルミューダ | JetClean(ジェットクリーン)| 圧倒的な花粉対応力。重くて取れない花粉もJetCleanなら捕捉可能です。
え? そうなの?
なんともあっさりしています。同じページの説明には「従来の空気清浄機の12倍は花粉を除去できる」と書かれています。一応は従来の空気清浄機よりは性能がいいようです。それもで、「38.1%」と書かれています。入ってきた花粉の3割ぐらいしか空気清浄機で除去できないようです。従来の空気清浄機はまったく除去できなかったと言っても過言ではなかったのですね。そんな中で3割は上等なほうじゃないかと思います。
そんなJetCleanでも、パーフェクトではありません。残りの花粉は床に落ちてしまいます。
床に落ちた花粉まで除去するためには、掃除機を使う事が確実。
バルミューダでは、JetCleanと掃除機の併用をおすすめします。バルミューダ | JetClean(ジェットクリーン)| 圧倒的な花粉対応力。重くて取れない花粉もJetCleanなら捕捉可能です。
従来の空気清浄機よりは性能がいいけど、ちゃんと花粉を取りたいなら掃除機を使えと。なるほど、正直です。花粉って重いのね。
春の運用方法としては、帰宅したら強さを最強にして、玄関先でコートやスーツはブラッシングして部屋に極力持ち込まないようにして、多少は空気清浄機に頼るというやり方になるのでしょうか。コートとスーツは春じゃなくても帰ってきたら必ずすぐにブラッシングしていますので、部屋に汚れはなるべく持ち込んでいないつもりです(こうすることによって服の持ちもよくなるし)。
で、部屋の掃除をちゃんとしましょう。
かっこいいデザイン
部屋に置いて長く使い続けるものであれば、どうしてもデザインは考えてしまいます。つねに目につくものですから、ださいのは嫌です。かっこいい空気清浄機がいい。バルミューダのJetCleanは空気清浄機らしくないデザインです。
従来の空気清浄機のデザインですと、どうしても生活臭い感じが出てどうも乗り気がしなかったのですが、小型で白いタワーのようなデザインは気に入りました。
現実的な価格
単機能でデザインがかっこよくて吸引力が強い空気清浄機にブルーエアがあります。高性能みたいですが、価格がセレブです。性能が高いが故の高価格なのでしょう(調べてみたら、日本では3機種ですがアメリカでは5機種ぐらいあって、同じ機種でも価格がアメリカのほうが… 個人輸入がおすすめ)。
広い家に住んでいるのであればいいのですが、狭い部屋にいますので、いくら高性能でもそんなにお高いものじゃなくて、部屋の広さと性能にあった価格帯のもので十分です。
ブルーエアだと「空気清浄機にこんなに払うぐらいならiPadとか最新のMacBook Proとか…」といろいろ躊躇してしまいがちですが、バルミューダのJetCleanなら手が届きます。これぐらいなら買ってもいいかなと思える価格です。
まとめ
以上、いろいろ書いてきましたが、「いま空気清浄機を買うべきか」なんて考えも頭をよぎりました。花粉除去だって完璧じゃないんだしとも考えましたが、0よりかは3割取れたほうがいいだろうし、花粉だけじゃなくて部屋のにおいも除去できるならと思って買いました。
あと対抗のブルーエアのことも検討しましたが、個人的な好き嫌いになるのですが、「一番下のモデルはなんか嫌だ」と思いました。だって、ホームページの構造図を見ると、一番下のモデルのファンってシロッコファンだよね? だったら、ブルーエア買うなら上位モデルがいいよね、でもそれだとお値段がセレブだよねということで、バルミューダのJetCleanにしました。