結局イライラするのは自分のせい
ちょっとしたことで怒り、イライラしている人は多い。怒りという感情はないほうが平和だ。イライラしないためには自分の感情の動きを変えてしまえばいい。イライラは自分の勝手な感情から出てきたものだから、周りに変化を求めても意味はない。
何かにつけて怒ったり、イライラして不機嫌な人をよく見かける。レジの店員の対応が遅かったとか、電車が事故で止まったとか、ちょっとしたことに対して怒りを覚えて、その怒りを吐き出せないためにイライラしている。舌打ちしたりため息を吐いたりすると周りも嫌な気分にしてしまう。どうして怒り、イライラするのかを知るためには、その原因を探っていって、原因そのものをなくしてしまえばいい。
実はイライラの原因は自分にある。店員の対応が悪かったからでも電車が遅延したからでもない。そのことに対して怒りの感情を抱くからイライラする。だから、怒りの感情を抱かないように心の動きを持っていければ、周りで何が起きてもイライラすることはない。難しいし完璧にはこなせないかもしれないがやってみる価値はある。
まず、事実は変えることができないことを認識する。身の周りで起こることはすべて事実である。事実は誰がどのような感情を抱こうとも変えることはできない。変えることができないことに対してイライラを募らせても意味はないし時間の無駄であることを認識しよう。変えられないことに対して怒っても仕方がない。この認識だけで結構怒りが緩和される。
ただそこは感情、認識しても沸き起こってくる。そういうときには心の奥に本当の自分がいることを意識して、その本当の自分が肉体や思考を含むもうひとりの自分を見つめて「あ、いま自分は怒っているな」と認識してみよう。本当の自分と感情や性格、肉体を持った現代を生きる自分が違うことを認識して、本当の自分の視点で怒りという感情を見つめてみると、不思議と怒りの感情が収まってくる。そしてイライラはなくなる。いまわき起こっている感情を冷静になって見つめることができる。
いまを生きる自分と自分の奥にいる本当の自分がいることを認識して、分けていく方法を続けていくと、いかに自分が感情に振り回されていたのかがわかってくる。そして、いかにそれが無駄な行為であったのかを知ることになる。すると、ちょっとしたことでうろたえなくなる。
この方法は意外におすすめだ。