新宿からライオンがいなくなる 新宿三越アルコットが3月31日で閉店

新宿三越アルコットが3月31日に閉店し、跡地にビックカメラが入る。三越の新宿での長い歴史が終わる。

新宿の街にルイ・ヴィトンやティファニーなどのショウウィンドウが並ぶ新宿三越アルコットが3月31日で閉店する。1929年に三越新宿店が開店してから83年の長い歴史に終止符が打たれる。新宿の街からライオンが消える。

新宿店には本館と南館があり、南館には美術館もあった。だが、南館は1999年に閉店し現在では大塚家具になっている。2005年には専門店が入る業態として新宿アルコットとしてリニューアルした。そして、今年の3月で残った本館も閉店し、ビックカメラの店舗となるようだ。

新宿は家電量販店の街となっていくのだろうか。もともと新宿西口にはヨドバシカメラ本店がある。そして、小田急百貨店の一部の敷地にビックカメラが入り、東口にはヤマダ電機が進出してきた。そして、さらに新宿アルコットの跡地にビックカメラである。

デジタルが当たり前のものとなり、いつでもどこでもネットにつながる時代では、ファッションよりも家電のほうが売れるのだろう。ファッションはというと、ファストファッションの台頭で安くてもそこそこの品質のものが出回るようになったこともあり、また景気の回復が遅れていることもあり、高級品が売れなくなっているのだろう。

街は生きている。そして、どんどんと進化していく。その過程のひとつなのだろう。新宿の5大デパートのうちのひとつが消える。なんだか、寂しいものである。