センサー式水道の使いづらさ

センサー式水道水を使う機会が増えている。公共施設や商業施設のトイレで採用されていることが多い。本当によかれと考えて導入されているか、使いやすさを優先しているかは疑問が残る。

公共の施設や商業施設のトイレでセンサー式水道に遭遇することが多い。センサー式水道が採用されるのは、蛇口に触れなくてもいいという衛生的な理由もあるだろう。蛇口の閉め忘れや、蛇口をしっかり閉めていなかったことによる水の無駄遣いを防げるというメリットもある。だが、これが実に使いづらい。

水の出る量が調整できない。センサー式水道だと、全開で出るかまったく出ないかの2択になる。少しだけ出したいという場合に対応できない。そして、場所によって水の出る量がバラバラなのが困る。あるところでは袖が濡れてしまうほどの勢いで水が出るが、別のところでは手を洗うのにどれぐらい時間をかければいいのかと思うほど水が出ない。規格で統一できないものなのだろうか。

センサーの反応が悪い場合がある。ちゃんと反応してくれるのであれば文句はないが、手を出してもなかなか反応してくれず、水を出すのにイライラしてしまうことがある。センサーの感度の範囲が狭いこともあり、手全体を洗おうとして手の甲などに水がかかるようにまんべんなく手を動かしていると、とたんに水が止まってしまうことがある。ちゃんと反応しろよと。

意図せずに水が出るのも困る。洗剤で手をごしごし洗っている最中に水を出すんじゃない。洗剤を洗い流そうとすると水が出ない。肝心なときに水が出ないとはどういうことだろうか。

以前、センサー式水道のせいで高額な被害にあったことがある。コンタクトレンズを洗面台で洗っていた。コンタクトレンズの洗浄液をつけながらごしごしと洗っていたのだが、ふとコンタクトレンズを洗面台に落としてしまった。落としたコンタクトレンズを拾おうと洗面台に手をのばすと、センサー式水道が反応して高額なコンタクトレンズを流しやがった。

手を洗うところはセンサーじゃなくてもいいんじゃないかな。

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