ふりだしに戻るプログレスバーはいい加減にやめないかね
スマートフォンやパソコンで重い処理の時に現れるプログレスバーは、ちゃんと全体でどこまで処理が進んだのかのプログレスを表示するべきです。
Windowsのソフトウェアで多いプログレスバーがふりだしに戻る動きですが、最近のスマートフォンのアプリでも同じものをいまだに見かけます。
プログレスバーが最初に戻るので、いま全体でどれだけ処理が進んでいるのかがわかりません。プログレスバーの少し上に、申し訳ていどに「5/12」とか書かれた文字が表示されて、いま何回目のふりだしからの表示なのかがわかるようになっています。だったら、プログレスバーだけで全体の進捗を表示するようにすべきです。
表示されている「6/12」の分割は内部の処理の分割なのかもしれませんが、使っているユーザーに内部の処理でどこまで進んでいるかは関係ありません。プログレスバーが最初に戻ることで、直感的に全体のどれだけの処理が終わったのかがわからないので、ユーザーはあとどれだけ待たされるのかを把握できません。ユーザーはもう少し待つのか、処理が終わるまで別の行動をとるのかの判断する材料がプログレスバーなのに、ふりだしに戻ることでどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
プログレスバーで全体の処理の流れを表示することで、ユーザーはより生産的な行動をとることができるようになります。変な仕様でユーザーの時間を無駄に使わせるのはやめてもらいたい次第です。
WindowsからMacに乗り換えたとき、Appleのアプリはプログレスバーの表示が処理全体でどれだけ処理されたかの進捗が表示されて感動したものです。やっぱり、Appleはちゃんとユーザビリティに気を使っているなと。
なので、このルールを守っていないアプリなんかがある(日本のゲームに多い)とイラついてしまうのです。Appleもアプリを審査するなら、こういったユーザビリティの部分なんかもちゃんと見てもらいたいものですね。