旧万世橋駅のカフェN3111に行ってきました
旧万世橋駅にあるマーチエキュート(mAAch ecute)神田万世橋では、両側に列車の通過を見ることができるカフェがあります。カフェに入らなくても、列車を眺めるスペースもあります。
神田と御茶ノ水のあいだ、マーチエキュート神田万世橋がある場所は、1912年から1943年までは万世橋駅として赤レンガの駅舎があったところです。1936年からは鉄道博物館が併設されています。博物館は駅休止後も利用され、1948年からは名前を交通博物館として2006年まで続いていました。
鉄道博物館はのちにさいたま市に移設され、2013年にマーチエキュートがオープンしました。旧万世橋のホームがあったところに「2013プラットフォーム」という名前で、展望デッキと展望カフェが併設されています。
カフェの名前は「N3331」で、食事をしながら両側を通過する列車を堪能することができます。
ペット持ち込み、フラッシュ撮影、三脚撮影は禁止です。
開店は11時。私は10分ほど前に店の前に着きましたが、そのうしろに10名から15名ほど並び始めました。並ぶというか雑多に集まった感じです。というか、最近並ばないで割り込もうとする人って多い気がします。入り口の目の前まで近づいて最初に並んでたアピールをしながら待ちます。
11時ちょっと前に店員が入り口のすぐ横まで降りてきます。時間をスマートフォンで確かめながら11時を待ちます。スマートフォンで確かめているところが現代風というか、時計ではないんだと思うのは私が古い人間だからなのでしょうか。
しかし、時間に正確ではないです。11時を回っても扉が開かず、別のところから来た警備員が扉を開けました。店員さんは何のために降りてきたのでしょうか。せっかくスマートフォンなんだからアラーム機能を使えばよかったのにと思いながら階段を登っていきます。
なお、カフェ入り口の階段は「1912階段」といって、駅開業時に作られたものだそうです。1936年の鉄道博物館時代にはホームから博物館に直接入ることができる特別来館口として利用されていたようです。
店に入る前にレジの前でメニューを選んで決済してから食事がくるのを待つというシステム。もちろん、Suicaなどの交通系のICカードが使えます。
メニューをそれほど詳しく調べてこなかったのと、写真付きで詳しく書いているわけではないこと、レジの前で選ばないといけないので後ろに並んでいる人に申し訳ないとの3拍子で、結局コーヒーだけ注文しました。
メニューがゆっくり選べないのはどうかと思います。
店内は通常の室内の店内と、奥に天井が空いているスペースがあります。撮影したかったので、天井が空いているスペースに行きました。この時期は寒いので、店内の席が埋まるまでは私ひとりで独占状態でした。
どちらも両側がガラス張りで電車の通過がよく見えます。
左右に中央線を走る電車が行き来します。時間帯によっては特急列車を見ることもできます。間近で見る電車の通過は圧巻です。電車の中の人と目があったらどうしようと思ったりします。
こうしてカフェでiPhoneだったりカメラだったりを向けながら撮影している人を、電車に乗っている人たちはどんな思いで眺めているのでしょうか。
電車を眺めながらゆっくりとコーヒーをいただきました。
カフェをあとにして向かったのは展望デッキです。
カフェを出ると展望施設までの通路があります。
通路を抜けると少し開けた場所が見えてきます。デッキというにはちょっと狭い感じですが、この場所が展望デッキです。
展望デッキにはプラットフォーム上屋の基礎が展示されています。この基礎、古レールを転用して作られたものだそうです。
展望デッキには「まんせいばし」との駅名表示があります。
電車が目の前で通過するので、電車の窓から見ている人と目が合うかも。
展望デッキを抜けると見えてくるのが「1935階段」で、鉄道博物館が作られるときに設置されたもので駅休止まで利用されていたようです。
階段を下りていくと…
冬のイルミネーションで飾られていました。
秋葉原が近いので、アキバ散策と合わせて立ち寄るといいと思います。
mAAchエキュート
住所: 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4
Web Site: mAAch マーチ エキュート 神田万世橋