2016年に移行したこと
2016年に始めたことに引き続き、移行したことについて書いてみたいと思います。
目次
標準メモアプリ活用
EvernoteにまとめていためもをiOSやMacの標準のメモに置き換えました。きっかけはEvernoteの経営に不安を覚えたこと。Evernoteは使いやすく洗練されていますので、Webサイトのキャプチャーなどいまでも活用はしていますが、テキストのメモはすべてメモアプリで扱うようにしました。
つい最近も規約問題でちょっと揉め事になっていましたし、自社データセンターからGoogle Cloud Platformに移行するようですし、創業当時よりも主義が変わってきています。CEOが変われば、会社も変わります。いまのEvernoteのCEOが、会社をどう発展させていくのか、あるいは衰退させていくのかはまだ見えてきませんが、心の準備はしておいたほうがいいでしょう。
クラウドサービスが終了になったときのデータ移行って、経験者としては結構面倒であるということを言っておきたい。去年のAdobe Revelもしかり、さらにその前のGoogle Driveからの移行もしかりです。
Evernoteは有用だけど、もちろん続いてもらいたいけど、以前のような無条件で信頼を寄せるようなことはなくなりました。
Amazon Cloud Driveで右往左往
Amazon Cloud Driveの無制限プランは当初、amazon.comでサービスをしていまいした。amazon.co.jpではサービスを行っていませんでした。年初めにamazon.comのほうでお試し期間中に使ってみたものの、アプリを使うとamazon.co.jpにしか繋げられないことがわかりました。当時、amazon.co.jpのCloud Driveは割高な料金プランでしたので、当然のことながらお試し期間中にキャンセルを申し込んだのです。
月日は過ぎて、amazon.co.jpでも、まずはプライムユーザー向けに写真の無制限保存が開始して、その後にすべてのファイルを無制限で保存できるUnlimitedプランが登場しました。これでアプリでアクセスしても無制限のストレージにアクセスできるようになったのです。
いまのところクラウドストレージでは一番安く無制限プランを提供しているところです。巨大なAmazonがすぐに潰れたりはしないでしょうから、ひとまずはクラウドストレージに関しては落ち着くことができました。
Smugmugに契約して写真共有
クラウドストレージつながりで、写真を保存する場所についていろいろ悩みました。Adobe Revelのサービスが終了してから、一時退避的にMicrosoftのOneDriveに保存して、amazon.co.jpの写真無制限プランが開始したときに、すべての写真を移行しました。
ただ、Amazon Cloud Driveは写真を共有するにはあまり向いていません。共有の範囲を細かく指定したりできることを制限したりはできないのです。例えば、写真を表示したいけどダウンロードは制限したいということはできません。
そこで、そういうことが得意なサービスとして、Smugmugに契約しました。SmugmugはRAWファイルには対応していないものの、共有の設定を細かく指定できるところが魅力です。写真をやっている人なら契約しておいて間違いはありません。
ブログを網元から自分で構築したCentOSへ
ブログを網元から自分で構築したCentOSへ移行しました。網元で提供されているAMIを使うとソフトウェア使用料がかかります。それに網元の環境では、WordPress.comとの連携がうまくいかず、Jetpackプラグインの一部が使えていませんでした。
そこで自分で一からCentOSを構成して、必要なソフトウェアをインストールして、環境をセットアップしていき、ブログを移行することにしたのです。
これは自分のスキルアップの一環でもあり、最初からすべて自分で構築できるという自信がつきました。うまくいかなかったWordPress.comとの連携も普通に動作するようになりました。
何より、自分で構築した環境なので、自分で責任を持つようになります。うまくいかないときは自分で調べ、自分で試し、自分で直していく。そのひとつひとつが経験値となって積み上がっていくのです。
大変ではありましたが、やってよかったなと思います。
PocketをやめてTodoistへ
Pocketを使っている方に問います。あとで読むサービスのPocketを使っていて、保存した記事をちゃんとあとで読んでいますか? 二度と読み返さないスクラップと化していませんか?
私はあとで読めていませんでした。
それはなぜか?
あとで読むサービスであるPocketに保存した時点でタスク完了という意識になっていたのです。Pocketはあとで読む記事を保存することに特化したサービスです。保存することはできますが、あとで読み返すかどうかを決めるのは自分です。行動を起こすのは自分の意思なのです。
そこで、いつも使っているタスク管理アプリTodoistに、あとで読む記事のURLを飛ばすことにしました。記事を見るときはFeedlyを使っていることが多いので、IFTTTを使ってレシピを作り、Todoistに記事を飛ばすようにしています。
記事を飛ばすときは今日の日付を入れて飛ばすので、あとで読む記事は今日のタスクとして登録されることになります。その記事を今日読むのか明日読むのかのスケジュール操作はTodoist上で行います。
あとで読む記事をタスク化することで、確実にあとで読むようになりました。保存したけどやっぱり読まなくてもいいとタイトルで判断できる場合は、そのまま読まずにタスクを完了させます。
これにより、あとで読む記事を必ず確認するようになりました。あとで読むサービスを使っているけど、記事を保存して終わりなんだよなって方は、ぜひともTodoistを試してみてください。
2016年その他いろいろに続く
2016年に移行したものについて書いてきました。主にサービスが多かったですね。次は落穂拾いで、2016年に起きたことについて書いてみたいと思います。