料理を取り分けるときに箸を反対に持ち替えるのはマナー違反

大皿の料理を取り分けるときに箸を反対に持ち替えて料理を取るのが礼儀だと勘違いしている人をよく見かけます。忌み箸ですし、汚いのでやめましょう。

もうそろそろ宴会のシーズンがやってきます。冬といえば忘年会やクリスマスなど、大勢で集まって料理を食べるイベントが多くなります。居酒屋は稼ぎ時で、このシーズンはどこも予約がいっぱい入っていることが多いのではないでしょうか。予約の連絡を入れたときに、強気の上から態度で断ってくる居酒屋が多くていやになるのもこの時期です。

大人数で集まれば、コース料理などを頼んで安くて種類の豊富な料理を楽しむものです。そんなときに、多くの場合は料理が大皿に盛られて出てきます。大皿の料理を各自の小皿に取り分けて食べるのですが、そのときに箸を反対側に持ち替えて料理を取り分ける人をよく見かけます。しかもたちが悪いのは、箸を持ち替えるのがさも礼儀のような態度で行われ、自分は礼儀をわきまえてる的な”どや顔”の雰囲気を漂わせていることです。

知らぬは一生の恥とはこのことなのでしょう。箸を持ち替えて、手で持っていたほうで料理を取ることは返し箸といって忌み箸とか嫌い箸といわれている行為のひとつです。マナー違反なのです。マナー違反なのもそうですが、そもそも手で直接触れないように箸があるのに、手で触れていたほうで料理を取り分けるのは衛生的ではないですよね。同じ忌み箸でも、直接料理を取り分ける直箸のほうがまだましです。

本来なら取り分けるための箸を用意してもらうところです。仲のいい真柄であれば、直箸でいくことも許容されるでしょうが、あるていどの改まった場では取り分け箸を用意してもらいましょう。取り分け箸が用意できなくても、最悪は直箸にして、返し箸だけはやめてもらいたいものです。