MacBook Proファーストインプレッション
Windowsオンリーだった人間がMacを使い始めてどう感じたかを書いていく。フィーリングを大切にしながら書く。
それまでWindowsを使っていたが、Macを購入して使ってみて感じたことを書いてみる。単純に比較できることばかりではないので、まあこんな感じかなぁというていどのものだが、感じたままを書いてみたい。
クリックに悩む
真剣に悩んだ。初期不良かと思った。クリックできないのだ。タッチパッドの上を指でなぞれば、カーソルは画面上を移動する。しかし、クリックができない。Windowsが搭載されたPCの場合、クリックはタッチパッドをタップすることで実現する。だが、Macではそれではクリックできない。タッチパッドをへこませるのだ。最初の大きな関門はクリックである。
起動はええ
起動が速い!
まあ、SSDモデルにカスタマイズして注文したので、SSDの性能が大きいだろう。いま使っているWindows VistaのデスクトップPCは起動に何分ぐらいかかるだろうか。ログインして使える状態になるまでは結構かかるが、Macは1分かからない。もちろん、VistaだからということとSSDだからということもあるだろうが、一番の原因はNTFSおめぇんだよ。重すぎるんだよ。
画面がきれい
写真を見比べれば、もうなんというかすごい。下手な写真でもきれいに見えてしまう、変なバイアスがかかってしまう。むしろ写真に対して正しい判断ができなくなってしまうのではないかというぐらいきれいに見える。ハードウェア、ソフトウェアの違いがこれほど映像の違いに現れるのは驚きだ。フォントもきれいだし、それだけでMacを買ってよかったなと。
マルチタッチジェスチャーが新しい
Lionから採用されたマルチタッチジェスチャーが使いやすい。新しいユーザーインターフェースがうれしい。以前、「MicrosoftのFuture Vision 2011がかっこいい」の記事で、Microsoftの近未来ビジョンの映像がかっこいいということを書いたが、その動画の中に出てくる一部がもう実現されてしまっている。そして、それは皮肉にもライバルのAppleが実現している。タッチパッドの上で指を開いたり、円をまわすように回転させたり、クリック、ダブルクリック、右クリック、ドラッグ、ドロップ以外の新しいユーザー体験だ。
AppStoreは怖い
怖い。何が怖いかというと、アプリが簡単にダウンロードできてしまう。Apple IDにクレジットカードが関連づけられていると、高額なアプリでもいとも簡単に買えてダウンロードできてしまう。使いすぎそうで怖い。いい商売だと思う。しかし、アプリのインストールもこれぐらい簡単にできるとどんなに悩むことが少なくなるだろうか。
また、いろいろ入れだすと状況は変わってくるのかもしれないが、とりあえず始めたばかりの人間がインストールするアプリの範囲では、いとも簡単にアプリのインストールが完了する。
Wi-Fiの設定に一苦労
Apple製のWi-Fiルーターなら簡単なのかもしれないが、既存の環境で設定しようとすると苦労する。少なくともAir Stationでは苦労した。まず、AOSSだとうまくいかないので、AOSSを解除する。セキュリティの設定をし直してからMacのほうのネットワーク設定に入る。そして、他の機器でAOSSで設定したWi-Fi接続を手動での設定に切り替える。Macのために大仕事である。
かっこいい
やっぱり、世紀の天才が作り上げたコンピューターである。かっこいい。コンピューター本体はもとより、梱包も取説のデザインもかっこいい。取説の表紙はただ「Hello.」とだけ書いてある。取説が挨拶しているよ。そして、表紙をめくるとすごいくどき文句に出会う。
この MacBook Pro は、あなたのために生まれました。
女を口説いているおやじかよというぐらいのくどき文句だ。これはやらえた。そして、掃除をするためのクリーニングクロスとAppleのシールがついている。汚れたらこのクロスで掃除をしろと。シールを貼れと。
あと、本体のふたと電源ケーブルにマグネットが使われている。吸い付くような感覚が味わえる。しっかり作り込まれているなと。
重い
アルミの板を削りだして作られたことはある。かなりずっしりしている。重厚な感じだ。やはり、MacってPCのような実用品というよりも嗜好品、装飾品の部分も併せ持っているのだろうなと思う。
大満足
操作に慣れるまではしばらくかかりそうだ。使いこなすという域までいくのは、まだまだ先だろう。だが、何はともあれ、Mac大満足である。