ラーメン270円の元祖九州ラーメン日吉八重原店に行ってきた
火事で焼失したラーメン屋が復活していたので行ってきた。
千葉県君津市は八重原にある激安のラーメン屋は昔からあるラーメン屋である。君津市は新日鉄の街である。八幡製鐵君津製鐵所として発足してから、この地には九州からの多くの人が転居してきている。そのため、この地にはラーメンもとんこつラーメン屋が多い。
元祖九州ラーメン日吉八重原店は新日鉄の八重原団地内にある八幡市場という名前のスーパーの隣で営業をしていた。駅からは市内循環バスに乗り、八幡市場前下車で目の前だった。小学校の頃は八重原団地に住んでいたので、このラーメン屋にも行った。ラーメンの価格は270円。激安である。
このラーメン屋は一度火事に遭っている。2010年5月8日に火事になり、廃業してずいぶんと経っていた隣のスーパーを巻き込んでなくなっている。
その元祖九州ラーメン日吉が場所を変えて復活したことがわかったので行ってみた。
昔を懐かしむために歩きながら行ったのだが、普通ならバスを使って近くのバス停に降りる。バブルが崩壊してから新日鉄の業績も下がり、社宅の数も減少していったため、八幡市場は廃業し、いまではバス停の名前も「八幡市場前」から「八重原A8棟前」になっている。
バス停「八重原A8棟前」のすぐ脇は駐車場になっている。以前はこの駐車場のすぐ近くに店舗を構えていた。
焼失した旧店舗跡。草が生えてきて風化を始めている。火事の原因は、店主が鍋に火をかけたまま近くの家に戻ったことが原因とされている。崩れたブロックが残ったままになっている。
旧店舗跡の脇にある小道を歩くと、八重原中学校の近くの交差点に新店舗を構えている。店はこぢんまりとしており、店舗前は駐車場スペースになっている。バスが少ない君津は車は重要な足である。
以前の店舗は昔からあったので古くて汚かったが、新店舗は新しくてきれいだ。中に入ると、客でほぼ満席である。席数は少なく20人は入れないぐらいだ。入り口近くの水くみ機で水を入れる。水は自分で入れに行くシステムだ。ラーメンが270円、大盛りラーメン320円、チャーシューメン430円だ。おでんがおいしいのでおでんを頼む人が多い。
いろいろ頼みたいが、やはりここは基本に返ってラーメンをいただくことにした。270円のラーメンはあっさりめのとんこつである。麺は柔らかめだ。汁があっさりめだがチャーシューの味は意外にしっかりしている。私にとっては昔懐かしの味だ。
昔からあるラーメン屋さんが火事にもめげず、復活を遂げて地元で地味にがんばっているのは嬉しい限りである。次はおでんもいきたいが、最近は少食になっているので、次に行くときは気合いを入れていきたい。