Twitterの情報はソースを確認する習慣をつけよう
Twitterで誤った情報をを拡散してしまわないために、Twitterでの情報はソースを確認する習慣をつけましょう。
2012年5月14日、Twitterであるニュースが話題になりました。
【更新情報】橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化 kyoko-np.net/2012051401.html
— 虚構新聞速報/編集部便りさん (@kyoko_np) 5月 13, 2012
虚構新聞から発せられた情報がリツイートなどで拡散され、まるで本当のニュースのように多くの人がリツイートされた情報に反応してしまいました。
では、なぜ嘘の情報なのに多くの人が本当のニュースのように反応してしまったのでしょうか。
それは情報を最後まで確認しないからではないでしょうか。今回の情報もURLをクリックすれば虚構新聞からの情報であることがわかります。虚構新聞は嘘の情報をまるで本当のように流すパロディサイトとして有名です。URLをクリックする、あるいは記事の内容を検索してみる、たったこれだけの作業で情報に踊らされることがなくなるのです。
虚構新聞から流れてきた情報に反応してしまった人はおそらくタイムラインに流れてきたツイートに対して、URL以外の情報だけで条件反射で反応してしまったのだと思います。非公式RTでURLがなくなっていたとしても、テキストの情報を元に検索してみることができます。情報の出所が確認できれば今回のような誤った情報に対して反応することもなかったでしょう。
この過ちを教訓にするのであれば、今後は情報に対して少し立ち止まってみる必要があります。
たとえばTwitterで流れてきた情報はどこから発せられた情報なのか、情報の出所を確認してから反応するようにしてはいかがでしょうか。ソースを確認するということです。ソースを確認する習慣がつけば、Twitterだけでなくても情報に踊らされることがなくなります。
ソースを確認することで少し立ち止まることができます。そうすれば、そもそもその情報に反応すべきかどうかの判断もできますし、別の視点を持てるようになることも期待できます。立ち止まれば情報の内容に違和感を感じることもできます。「おや、どうもこの情報はおかしいぞ。極端すぎるぞ」と思えるようになります。
TwitterなどのSNSではついついスピードが命で、情報をいかに早く誰よりも先にツイートできるかに気持ちをとられがちです。だけど少しだけ時間をとって、ちょっとした確認だけで恥をかかずにすみます。
これからソースを確認してみることをはじめてみてはいかがでしょうか。
なお、虚構新聞は以下のように謝罪しています。
【お詫び】本日付記事でネット界隈をお騒がせしたことをおわび申し上げます。現実にありえないことをお伝えするのが本紙のポリシーですが、今回非常に多くの方から「橋下氏ならやりかねない」と思われたのが最大の誤算でした。今後はもっと現実離れした虚構報道を心がけます。申し訳ありませんでした。
— 虚構新聞速報/編集部便りさん (@kyoko_np) 5月 14, 2012
あと、みんなが反応しているから自分も反応しなきゃと思わないこともひとつのコツではないでしょうか。