アイデア帳はMDノート

MDノート

手書きのほうが直感的

スマートフォンやクラウドのノートサービスの登場でデジタル環境でのデータ蓄積はますます便利になってきている。私もAndroid端末を保有し、Evernoteを使って気になることをクラウドの保存している。

しかし、人間というのはもともとアナログな生き物なので、すべてを完全にデジタル化できるのかというと疑問もある。やはり、手を動かして文字を書けば、脳が活性化される気がするし、手書きのほうが書いている途中でいいアイデアを思いつくことが多いと感じる。

気になったときにすぐ紙に落とせるというのは直感的である。デジタルになると入力という作業を伴う。書くという行為と入力という行為はデータを残すという意味では同じかもしれないが、人間の感覚的には大きな違いがある。私たちは子供の頃から書くということをしてきた。手を使って紙に書くということは、動作としては自然にこなすことができる。自然にできるということは、書くということを特に意識せずとも行うことができ、本来の目的であるアイデアの具現化に集中することができる。

だが入力となると別だ。スマートフォンのタッチパッドにしろ、キーボード入力にしろ、入力行為は自然ではない。指定のボタンを押すという変換を強要される。入力に意識が集中してしまうのだ。

人間は書くということを忘れないほうがいいと思う。特にアイデアを出すというクリエイティブな作業は、論理と感覚が共存している中での作業だ。ふと思い立ったものをすぐに紙に落とせる方がよい。

その上でアイデアを書く紙にこだわってみたい。

アイデア用ノートの要件

書く上ではノートの形になっていたほうがあとで見返すこともできるし、持ち運びも便利である。ある程度の十分なスペースがあることも大切だ。せっかく書きたくても、書くスペースが小さければ意味がないし、だからといって大きいと持ち運びに支障をきたす。そして、書きやすいことが重要だ。そのためには紙質がよくなければならない。

さらに重要なことは、何よりも使いたくなるようなデザイン、美しさ、かっこよさ、自分が気に入ってつねにそばに置いておきたくなるようなものでなければならない。そしてシンプルなものがいい。

私はMDノートを使っている。MDノートのMDとはミドリダイアリーのことでミドリ社が書きやすさにこだわって作ったミドリダイアリー用紙だ。その紙をそのままシンプルなノートにしたのがMDノートである。

横罫タイプ、方眼罫タイプもあるが私は無地を使っている。大きさも文庫タイプからA4変形判タイプまであるが、A5がお気に入りだ。小さすぎず、持ち運びも容易な大きさだ。このノートにボールペンで書き付けるのが好きだ。

MDノートカバー

カバーにもこだわってみる

シンプルであることは邪魔するものがないことで、とてもすばらしいことだ。だが、ちょっと寂しい気もするし、このMDノートは紙を前面に出しているため、表紙もシンプルでパラフィンシートのカバーがついているだけだ。このパラフィンシートは持ち運んでいるとすぐに破けてしまう。

ちょっとした味付けにカバーをつけてみようと、最近になってヌメ革のカバーを購入してみた。ヌメ革は使っているうちに色がついてきて、利用者とともに育っていく味わい深いものだ。

長年使い続けるために、経年変化を楽しめるカバーでいつでもそばにいる自分の相棒のような存在なればいいなと願っている。