メイドカフェに行ってみたけど…
秋葉原のヨドバシカメラに買い物に行ったついでに、メイドカフェにチャレンジしてみました。かなり率直な感想です(注意!)。
たまたまヨドバシAkibaで買い物したので、ついでながら、秋葉原といえばメイドカフェということで行ってみました。何度か秋葉原には行っていますが、ダークな感じがしてメイドカフェに入る勇気はありませんでした。しかし、何事も経験だと思い行ってみることにしました。
店選び
失敗を恐れてはいけませんが、成功率を上げるためには店選びも慎重にしなければなりません。とりあえず有名どころの某メイドカフェの中で一番メイドさんが可愛らしいとWebサイトに書かれていた店舗に行ってみました。
店内は独特の香り
最初、場所がわからなかったので、近くにいるメイドさんに声をかけて案内してもらいました。雑居ビルの上のほうにあります。エレベーターで上っていき、ドアが開くと独特の香りが漂ってきて一瞬で帰りたくなりますが、我慢して席に案内してもらいます。某イベント時の京葉線の新木場、東京間の臭いと同じ感じがしました。
案内された座席は、端のほうの革が破れていて、田舎の喫茶店のようです。座席をメンテナンスできるほどは売上がないのか、あるいは店舗拡大等の別のほうに投資を優先しているのかは不明です。
席に着くとキャンドルを模した照明を灯すためにカウントダウンを強要されます。「3、2、1」とカウントダウンしてメイドさんが息を吹きかけてライトを照らします。息に反応する仕組みなのか、裏でスイッチを入れているのかまでは見ませんでした。
注文時と提供時の儀式
案内されると初めてか聞かれてます。初めてと答えると「興味があることはありますか?」と聞かれますが、初めてなので興味も何もないので別にないと答えると、「一通りの説明をします」と言われ、チャージ料とセットメニューの説明を受けました。
厨房を覗くと男性店員がコックの格好で作業していましたので、少し安心しながらメニューを眺めます。ドリンクは厨房内にファミレスのドリンクバーと同じ機械がありましたので、この点も少し安心です(すでに警戒モード)。
なお、注文するときは「にゃんにゃん」と言う必要があります。おっさんが「にゃんにゃん」と言うのはどうかと思いますが、注文のために言ってみましたが、聞こえていなかったのか二度ほどスルーされます。もう、嫌だったので手を上げて来てもらうことにしました。
頼んだのは「テラカワユスくまたんパフェ」(チョコレートパフェ)とアイスティーです。
はじめにドリンクが来ました。目の前にドリンクを置くと何かポーズをして、「あれ? 初めまして?」と聞いてきました。説明によるとポーズを一緒にやらないといけないようです。指で何かの絵を描いて、親指を下に、残りの指を上にしてハート型を作ります。
初めての客なのに当然のような対応なので怖気づきながらやりました。初めてかどうかぐらいは店員同士で引き継ぎをすればいいものの、そういう感じではないようです。ポーズを強要されてようやくドリンクにありつけます。
次にパフェがきました。このときもポーズをしますが、また戸惑ってしまいます。先ほどとポーズが違うのです。ポーズは人によって異なるみたい。再びポーズをすると、コーンフレーク多めのチョコレートパフェをかきこみます。
入国料(チャージ料)は1時間1オーダーですが、20分ぐらいで店を出ることにしました。
会計は特に普通
会計はレジで行います。特に変わった儀式はありません。
ちなみに価格は「チョコレートパフェテラカワユスくまたんパフェ」と「アイスティー」、「チャージ料入国料」で税込2,267円でした。これはピエール・マルコリーニ銀座店のチョコレートパフェセットに匹敵する価格です。
どちらがいいかはそれぞれの価値観次第ですかね。
まとめ
独特の世界観で独特の仕草を客に要求する割には、特に客を盛り上げるような接客はなく、注文のあとは基本的に放置プレイです。常連らしき人と内輪で盛り上がっていたりするのも、新規で入った客が敬遠する要素かと思います。まあ、普通の喫茶店に行ったほうがよかったかなという感じでした。
アミューズメント要素を強くするなら、客がもっと入り込めるように誘導するなり、盛り上げるような接客をすればリピーターがもっと増えると思うのですが、なんかもったいない印象です。ディズニーのスタッフとかを見習えば、もっといい感じになるのになとも思いました。あと、飲食店として臭いはなんとかしてほしかったです。
ところで、可愛らしいメイドさんってどこにいたんだろう…