無制限クラウドストレージEyefiクラウドとamazon cloud driveの比較
Adobe Revelからの移行先として検討しているEyefiクラウドとamazon cloud driveについて比較してみました。
詳細比較
どちらも容量は無制限で保存することが可能です。こまごまとした違いを比較してみたいと思います。
項目 | Eyefiクラウド | amazon cloud drive |
---|---|---|
ファイル | 写真、動画のみ | すべてのファイル |
動画容量 | 1ファイル最大15分 1ヶ月あたり300ファイル |
無制限 |
RAW対応 | ほぼ完璧 | サムネイルのみ表示 |
Eyefiクラウド
動画の弱さが目立ちます。むかし、サイバーショットDSC-F55Kで撮影したmpg動画はサポートされていない動画として保存することができませんでした。動画はちょっと弱いですね。
Adobe Revelはむかしのmpgファイルも保存することができましたので、Adobe Revelの完全な移行先として検討している場合は、まず自分が持っている動画ファイルを保存することができるかどうかを確認したほうがいいと思います。
動画は1ファイル15分まで、1ヶ月あたり300ファイルまでということもあり、写真だけでなく動画もガンガン撮影するユーザーには向きません。あくまでも写真メインのユーザー向けのサービスとなります。
また、サービスとして不安定な部分があります。アップロードが完了したのにアップロードされていないこともありました。
UIもアルバムに直接アップロードすることはできず、アップロードした写真をアルバムに追加するという作業が発生しますので、どの写真がどのアルバムに追加するべきか、アップロード時点で決めることができないのは、整理する上で混乱してしまいがちです。
そういう部分もちょっと使いづらいなと思う点でした。
amazon cloud drive
RAWファイルの中途半端な対応を除けば、ほぼ完璧な条件です。ブラウザーはChromeに限定されるもののフォルダーごとアップロードに対応していますし(Safariではフォルダーごとのアップロードに対応していません)、AWSのS3を運用しているAmazonという安心感、すべてのファイルに対応しているという点は素晴らしいです。
ただ、RAWファイルの中途半端さはなんとかしてもらいたいものです。あれはあれでイライラの原因になりますから。
あと、amazon.comはドル決済なので為替リスクがあります。円高のときはウハウハですが、円安の場合はかなり割高なサービスとなってしまいます。海外のクラウドサービスを使う場合でドル決済の場合は、円高のほうが嬉しいですね。
amazon cloud driveを使うことに
結局、amazon cloud driveを使っていくことにしました。EyefiクラウドもRAWファイルの取り扱いが素敵なので、そういう部分はいいのですが、保存できない動画ファイルがあるのは致命的です。また、動画ファイルに限っては容量制限がある部分も、今回選ばなかった理由です。
いままで自分が撮影した写真と動画はすべて保存しておきたいので、そいういう点でamazon cloud driveという選択になりました。
あと、Adobe Revelで共有していた「高画質写真アルバム」をどうするか考えなくてはいけません。amazon cloud driveのファイル共有機能を使うのか、別のサービスのほうがいいのかは、また改めて検討したいと思います。