マネメモが7月31日17時でサービス終了!
以前から予告されていたマネメモのサービス終了がいよいよ迫ってきました。今後もアグリゲーションサービスを利用する場合は移行先を探さなければなりません。
マネメモが2014年7月31日17時でサービスを終了します。
オートログイン機能を利用している場合、ウイルスに感染したパソコンから使用すると、事前に登録されているIDやパスワードを根こそぎ持っていかれる可能性があるため、4月18日に一時的に利用停止、そしてオートログイン機能が使えない状態で5月7日にサービスを再開していました。
おそらく、この辺が潮時だと考えたのでしょう。これ以上、セキュリティリスクを背負ったままサービスを継続して、情報漏洩、訴訟リスクを背負うよりもサービスを終わらせてしまおうということなのかもしれません。元々自社の顧客向けに無料で提供しているものなので、コストをかけて厳重な対策を施してサービスを継続するよりも、終了したほうがいいという判断なのでしょう。
アグリゲーションサービスの性質上、自社だけでなく、他社のIDとパスワードも所有していますので、情報が詐取されたときの影響は大きいです。安全第一で終了してしまえというのは、銀行らしいといえば銀行らしいです。また、他社のIDとパスワードをなんで自社でコストをかけてまで守らないといけないのかという葛藤もあったかもしれません。何れにしても、サービスを終了したほうがコスト削減になるし、アグリゲーションサービスがなくなっても競争力に影響がないということなのでしょう。
もちろん、利用者からすれば便利だった機能がなくなるわけですから不便になります。ただ、銀行からしてみれば、自社の口座にすべてを集約してほしいわけで、わざわざ他社の口座を維持するきっかけを与える必要もないという考えもわかります。
今後は、体力のあるところが「自社に口座を作ると便利ですよ」という呼び水としてのサービスとなるか、あるいはポータルサイト系の会社がフリーミアムモデルとして、追加のサービスを利用する場合は課金し、無料での利用の場合は広告を表示するという形態になっていくのではないかなと。
さあて、今後は口座管理をどうしていったものか…