AirPodsが届いたので爆速レビュー
発売が決定してすぐに注文し、発送予定日が2017年1月15日でしたが、思ったより早く届きました。
目次
配送日の朝に届きました!
配送が前倒しになったことは前回の記事で書きました。
2017年1月2日に届くとのことで、配送状況を注視していました。
そして、当日の9時に到着しました。
ちなみに、かの有名なヤマト運輸の羽田クロノゲートベースはここ! ギリシア神話の時の神クロノスが由来なんだって。見学も無料でできるらしい(撮影は不可みたい)。Appleファンは一度見ておくのもいいかもしれない。
開封!
小さい段ボール箱に入って届きました。段ボールからは開封していきたいと思います。
段ボールを開封すると白い箱が出てきます。
箱を開封すると「Designed by Apple in California」の文字が出てきます。取扱説明書ですね。昔のMacやiPhoneのようにHelloとは書かれていません。
取説の下にはAirPodsがフィルムに巻かれた状態で鎮座しています。
AirPodsを外すと、下は取り外せるようになっています。
取っ手を引き上げてみると、ケーブルが入っていました。充電するときにUSB-Lightningケーブルです。
サイズはかなり小さい
サイズはかなり小さいです。iPhoneに標準で付属していたEarPodsよりも小さいです。幅はAirPodsのほうが少しだけ大きめです。
AirPodsのほうが小さくて持ち運びには便利かと思います。
幅はちょっとだけAirPodsのほうが大きめ。だけど、手のひらで握りしめられるサイズです。
iPhoneとのペアリングは一瞬
蓋を開けてiPhoneに近づけるとすぐにAirPodsを認識します。
[接続] ボタンをタップするまでは、くるくると回転しています。
[接続] ボタンをタップして接続が始まると正面を向いた状態になります。
ペアリングが完了すると、AirPods本体とケースのそれぞれのバッテリー残量が表示されます。
バッテリー残量は、ウィジェットに「バッテリー」を追加しておくと、iPhoneのバッテリーと一緒に見ることができます。さらに、Macにつなぐと左右別々にバッテリー残量が表示されます。
耳から外れることはない
ウェブで話題になっている耳から外れやすいのではないか、そして簡単になくしてしまうのではないかということですが、その心配はないでしょう。かなり激しく動いても外れません。ヘッドバンキングしても大丈夫です(メガネのほうが外れそう)。
動きに関しては、よほど特殊なことをしない限りは耳からぽろっと落ちることはないと思います。
それでも外れそうなケースを考えて見ると、例えばバックパックを背負ったり降ろしたりするとき、コートやジャケットを脱いだりするとき、一緒に引っかかって外れるという可能性はあるかもしれません。つまり、外部からの接触がない限りはそうそう外れないと思ってよさそうです。
もちろん、耳の形状は人それぞれですから、すべての人が外れないとは言えないです。でも、ほとんどの人は心配しなくてもいいのではないかというレベルです。
Siriでの音量操作は2目盛ずつ
ダブルタップでSiriを呼び出すことができます。AirPodsでSiriを呼び出すとiPhoneのSiriも一緒に反応します。つまり、iPhoneのSiriをAirPodsで呼び出しているのですね。ちなみに、Macに接続しているとMacのSiriが反応します。
iPhoneで「音量を上げて」「音量を下げて」というコマンドは2目盛りずつ音量が上がります。
手順としてはこんな感じ。
- AirPodsをダブルタップ。
- 曲が止まる。
- Siri「ぽぽん!」
- 俺「音量を上げて!」
- Siri「ぱぱん!」
- 音量が上がる。
- 曲が再開する。
音楽を聴きながら音量を上げ下げすることはSiriでは実現できないということです。
Siriでの操作は白い目をはねのける勇気!
ただ、このコマンド、普段使いできるかというとちょっと疑問です。例えば、電車に乗っていて、いきなり耳を触ったかと思うと、唐突に「音量を上げて」とか言っていたら、周りから白い目で見られることは必至です。ちょっとおかしな人と思われます。
日本は世界で最もiPhoneが普及している国ではありますが、それはただみんながiPhoneを持っているから自分も購入するという人が多い、つまり横並びの国民性が影響をしているわけです。だから、みんながみんなAppleのKeynoteを見て「フォー!」とか言っているわけではないので、AirPodsの音量はSiriで操作するなんて知りません。
だから、電車の中でそんなことをしようものなら「うわっ、この人、大丈夫?」となります。
そんな白い目をはねのける勇気を持ってSiriで操作する必要があります。
遮音性は低く周りの音が聞き取れる
遮音性はそれほど高くありません。密閉系のヘッドフォンでもないですし、カナル型でもないので、周りの音はしっかり聞くことができます。
これは音楽に集中したいときは不向きであるということを意味していますが、そもそも外出先でランニングや通勤などの最中に聞くというコンセプトであれば、むしろ周りの音が聞けたほうがいいのです。危なくないですからね。ランニングや通勤のときにつけていて問題がないということです。
音質は平均的
音質に関しては特に変わった味付けがされている感じでもなく平均的。以前にレビューしたBeats Solo3 Wirelessのように低音重視でもなく、EarPodsに近い感じ。どんな人にも対応できるようにすると、こんな感じになるのでしょう。
普通に音楽を楽しむのになんら問題はありません。
ズバリ買いか?
まず、個人的な感想を述べると買ってよかったと思います。電車の中で音楽を聴くのですが、取り出してケーブルを伸ばしてiPhoneに刺して曲を再生する、そして電車から降りる前にケースに入れてケーブルをちゃんとぐるぐる巻いてしまう、一連の動作が煩わしかったからです。ワイヤレスですべて解決!
EarPadsを使っていて、音質に満足している人がiPhone 7からステレオミニプラグがなくなったから買おうという気になるかというと、ちょっと疑問です。まず、価格が高い! いままでタダで付いてきたイヤフォンを使っていて、いきなりこれにアップグレードするとなると、ほとんどの人が躊躇すると思います。
私も高いなと思いながら買いましたから。むかし買ったSHUREのSRH840はヨドバシの注文履歴を見ると2010年4月16日で19,800円(現在は税込20,530円)、ソニーのMDR-EX90SLは、これもヨドバシの注文履歴で見ると2006年10月21日で9,980円(現在は販売終了。というか製造終了)。
W1チップを搭載し、iPhoneとスムーズなペアリング、Siriとの連携など多彩な機能はついているものの、純粋な音を聞く道具としてみたときに、例えば名作と言われたMDR-EX90SLと比べるとどうなのだろうと考えてしまいます。MDR-EX90SL1は1万以内という価格でかなりの音質です。まあ、古き良きものと比べても仕方ないですけどね。
ズバリ、音質重視ならやめておいたほうがいいと思います。外で音楽を楽しみたい、そして少し生活を便利にしたいというのであれば、購入を検討してもいいのではないでしょうか。Appleが大好きならズバリ買いです。結局、何を重視するかというところです。
最後にひとつだけ言っておくと、Beats Solo3 Wirelessを購入して気がつき、AirPodsも買って改めてその思いを強くしたのですが、ワイヤレスって楽! マジで! 一度ワイヤレスにするともうワイヤードには戻れないよ。
- MDR-EX90SL 開発者インタビューがまだメーカーのウェブサイトにありました。 ↩