電車は進行方向に向かって立つとふらつきにくい
電車では進行方向に向かって立つとふらつきにくいです。側面に向いて立つよりも横揺れに対して踏ん張りやすいのです。
電車で立つときはどの方向を向いていますか?
窓やドアがついている側面を向いて立っている人がほとんどです。手すりや吊革につかまっている人もいれば、つかまらずに踏んばっている人もいます。電車が走っていて大きく揺れたときにふらついてしまう人も多いです。
ぜひ、電車の進行方向に向かって立つことをお薦めします。
人は体に対して前後の揺れよりも左右の揺れのほうが踏んばりやすい。足を肩幅に開いて立っていれば、それだけで横揺れには強くなります。そして、電車の揺れの多くは横揺れです。縦揺れもありますが、発車や停車などのスピードが変化するときがほとんどで、なおかつ緩やかな揺れであることが多いので踏んばりやすいのです。
横揺れはカーブや線路のゆがみなどからくるので突然揺れます。突然揺れたときに体に対して前後の揺れよりも左右の揺れのほうが、足を広げている分耐えやすいわけです。なので、突然の揺れが多い横揺れに対して体が左右になるように進行方向に向かって立つほうがふらつきにくいのです。
後ろ向きではダメなのかというと、ダメではないですが進行方向に比べるとベストではないといえます。前に向かって進むのと後ろに向かって進むのではどちらが慣れているかといえば、前に向かって進むほうが慣れています。体も慣れている体勢のほうが動かしやすいのです。
今度、電車に乗って座れなかったときは、進行方向に向かって立ってみてはいかがでしょうか。