ファイルを移動してアクセスできなかったら
Windowsでデスクトップなどのファイルを自分のコンピューターの共有フォルダに移動して、他の人がアクセスできないことがある。移動するよりコピーしたほうがいい。
Windowsで自分の作業フォルダーなどで保存したファイルを共有フォルダーに入れてファイルのやり取りをしたい場合がある。そして、ファイルを移動してみるとアクセスできないといわれてセキュリティーの設定を見直したりして四苦八苦することがある。そんなときは、移動よりもコピーすることをおすすめしたい。
Windowsではデスクトップなどは自分しかアクセスできないようにセキュリティーが設定されている。そして、共有フォルダーを作るときは誰でもアクセスできるようにセキュリティーを設定する。デスクトップなどのフォルダーから共有フォルダーにファイルを移動した場合、デスクトップのセキュリティーと共有フォルダーのセキュリティー、どちらの設定が適用されるかは次の表の通りだ。
NTFSのセキュリティーの適用ケース
ドライブの違い | 移動 | コピー |
---|---|---|
同じドライブへ | 元 | 先 |
違うドライブへ | 先 | 先 |
同じドライブ内での移動の場合、移動元のセキュリティ設定が適用される。コピーの場合はコピー先のセキュリティー設定が適用される。違うドライブへの移動・コピーの場合は必ず移動先・コピー先のセキュリティー設定が適用される。
つまり、同じドライブ内で移動するときは移動元の設定、それ以外は移動先の設定が適用される。デスクトップなどで保存したフォルダーを手軽に共有したい場合はコピーしたほうがいいということだ。
この表を覚えておけば、ちょっとしたときに無駄な設定で時間を取られなくて済む。