SugarSyncからGoogle Docsへの移行
オンラインストレージサービスとしてSugarSyncを使っていたが、Google Docsに移行することを決断した。
オンラインストレージサービスは便利だ。少し割高だが、自分の大切なデータをサービス事業者のデータセンターに保存しておくことができる。自分でハードディスクを運用するよりも遥かに安全である。
いままでSugarSyncを使っていた。DropBoxというサービスもあるがSugarSyncを選んだのは、同期機能のほかにデータをただオンラインに保存しておくだけの「ウェブアーカイブ」という機能が気に入っていた。同期する必要がない、というより同期したくないデータを保存しておき、いざという時にアクセスするための領域が欲しかったのだ。常に手元にデータを置いておくのではなく、使用率の低いデータはどんどんオンラインにアップして、ローカルのストレージを有効に活用したかった。
だが、このたび、SugarSyncを卒業することにした。そして、Google Docsへの移行を決断した。理由は価格である。下の表を参照するとわかるが、Google Docsはストレージの年間使用料で大きなアドバンテージがある。
容量 | Google Docs | SugarSync |
---|---|---|
60GB | – | $99.99 |
80GB | $20 | – |
100GB | – | $149.99 |
200GB | $50 | – |
250GB | – | $249.99 |
400GB | $100 | – |
500GB | – | $399.99 |
1TB | $256 | – |
2TB | $512 | – |
4TB | $1,024 | – |
8TB | $2,048 | – |
16TB | $4,096 | – |
もう、なんだろう。
何というか、圧倒的な差というか、そりゃ移行したくなるよねという価格である。しかもプランも16TBまであるし、1TB以上のプランになると容量の増分も価格の増分もなぜか2進数で増えていくし、もう移行するしかないだろうという気持ちになった。
SugarSyncでは250GBのプランを購入していて、現在のところ160GBほど使用しているが、そのまま移行するとGoogle Docsでは200GBのプランになり、価格は5分の1となる。なんだか、悲しくなってきたというか、早くGoogle Docsに移行していればよかったと思う。
だが、SugarSyncを使い始めた頃は、Google Docsではアップロードできるファイルの種類が限定されていて、オンラインストレージとしては使えないサービスだった。だが、ファイルの種類の制限もなくなり、1ファイルごとの容量制限も10GBとなれば移行しても問題はない。10GBあればたいていのファイルは問題なく移行できるし、10GBもあるファイルなんてまれだ。
同期する機能はないものの、外部のサービスやアプリを駆使すればローカルのコンピューターと同期することもできるので、まあ不自由はないだろう。
なんだかGoogleに頼ることが多くなったものだ。