ブログをCentOSに載せ替え
ブログを網元のAmazon Linux環境から自分で構築したCentOSに載せ替えてみました。
ロリポップからAWSに移行したときからお世話になっていた網元のWordPress環境ですが、この度、自分で構築した環境に載せ替えてみました。
別に網元に不満があったわけではないのですが(ソフトウェア使用料がかかるのとJetpackのパブリサイズ共有が使えないことと、WordPress.comとの連携が中途半端なぐらい)、エンジニアの端くれとして、自分のブログ環境ぐらい自分で構築してみたいなと思ったことと、以前のWordPressの構築記事の再確認を自分のブログでやってみたかったことがあります。
以前の記事の作業を行ったときは試行錯誤しながらメモをした手順だったので、本当にそのままやってみてうまくいくかということを一度は確認しておきたかったのです。おかげで少し手直しして、ちゃんとした手順にすることができました。
網元ではリバースプロキシを使ったキャッシュを使っていたようですが、今回、私が構築した環境は前の記事と同じfastcgi_cacheでキャッシュ機能を実現しています。速度はそれほど変わらず出ていると思いますので、わざわざリバースプロキシにしなくても十分に耐えられそうですね。
自分で構築したからWordPress.comとの連携がうまくいったりJetpackのパブリサイズ共有がちゃんと使えたりするのも嬉しいです。まあ、パブリサイズ共有は今更使わないですけど(TwitterもFacebookもやめたしね)。
なぜAmazon LinuxではなくCentOSだったのかというと、単純にsystemdが使いたかったからです。Amazon Linuxではまだsystemdには対応していない(というか、ローリングリリースの都合上、対応しないそうな)ので、対応しているCentOSを使うことにしました。
あと、前の記事の構築からnginxとphpのバージョンが若干上がりましたが、特に手順で変わったところはありません。ダウンロードするファイル名のバージョン部分が変わったぐらいです。
前の記事で抜けていた部分として、nginxのユーザーを作成する部分と、phpをビルドするときに –with-openssl を付け忘れていたところです。これらの手順はすでに前の記事に反映しています。
また、前の記事を書いたときはnginxをyumでインストールしたり、消したりしていて、nginxのディレクトリーにconf.dがあったり、default.confがあったりしましたが、ちゃんとmakeだけした環境だとconfファイルがnginx.confにまとめられた形になっていましたので、それに習ってdefault.confを作らずに、すべての設定をnginx.confに記述する形としました。
今回は移行ということもありWordPressはインストールせずに、ディレクトリーごと前の環境からごっそり持ってこれたことと、私の場合はデータベースにRDSを使っていますので、そのデータベースを作り直す部分の手順が省けました。あとは、前の環境から持ってきたwp-config.phpの設定内容を少しお掃除してあげ、パーミッションを適切に設定しました。
ちなみに移行作業に伴うブログのダウンタイムは3時9分から13分と4時4分から18分、合計で31分でした。
すっきりした環境で今後もブログの更新をがんばっていきたいと思います。