ウイルス対策ソフトを入れても使っているソフトウェアを更新してないと意味がない
ウイルス対策ソフトを入れているからウイルスの被害に遭わないと考えている人が多いようだが、それは甘い。
実は、最近のことだが私の身近にウイルスの被害にあった人がいる。もちろん、さまざまなウイルスが出回る昨今のネット環境であるので、ウイルス対策ソフトはしっかりとインストールしている。定義ファイルの更新もしっかりやっている。それでもウイルスに引っかかったのだ。
引っかかったウイルスは偽システム診断ソフトとか偽セキュリティソフトといわれるもので、デスクトップのアイコンを消したり、スタートメニューを改変したりして、問題が起きたように見せる。そして、お金を振り込んでIDを取得して、そのIDを入力したら元に戻してくれるというひどいのだか優しいのだかわからないウイルスだ。
これらのウイルスはJavaの脆弱性を利用して侵入してくる。どんなに高額なウイルス対策ソフトをインストールして毎年更新料を支払って定義ファイルを最新にしていても、ブラウザーやJava、Flash、Acrobat、OSのセキュリティパッチをしっかりと更新していなければ、まったく無意味なのである。
企業などで社内システムの運用の都合上、IE6などの古いブラウザーを従業員に使わせていることが日本には多い。そんな企業の言い訳はウイルス対策ソフトをしっかりと導入しているということだが、さて、そのウイルス対策ソフトの効果はいかほどか。
ソフトウェアはしっかりと更新し、最新のバージョンを使うようにしよう。