駒形どぜうでどぜう鍋を堪能

駒形どぜう入り口

浅草で駒形どぜうに行ってきました。座敷の雰囲気といい、どぜう鍋といい、いいお店でした。

浅草にどぜうを食べに行ってきました。

浅草駅から駒形のほうに歩いていくと、すぐに看板を見つけることができます。店の前にやってくると、冒頭の画像のようにのれんのかかった入り口が見えます。営業時間は11時からで、大晦日と元旦以外は無休で営業しているようです。

店に入ると座敷席かテーブル席かを選ぶことができます。目の前に座敷が広がっていい雰囲気でしたので、テーブル席ではなく座敷席を選びました。靴は下駄番が片付けてくれて、番号札を渡されます。

座敷席

↑ 座敷席は座布団が等間隔で並んでいます。

荷物は縁側に置くように指示されます。縁側の柱には歌うなとの張り紙があります。思わず歌ってしまう人がいるのでしょうか。

放歌を禁止する張り紙

↑ 酔っぱらって歌を歌う人がいるのでしょうか。

席はふたりで行くと向かい合わせで座るように指示されます。向かい合わせでひとつの鍋を囲むようです。

メニューは席においてあります。お昼は定食があり、なべやごはんなどが一緒についてきますので、なべ定食を注文しました。もちろん、バラでも注文することができます。

ネギとタレと山椒と七味

↑ タレとネギ、山椒と七味です。

あらかじめできているのか、注文をすると意外に早く鍋が出てきます。もう煮えているから、ネギをたくさん入れて山椒か七味で食べるように言われます。二人前を頼んでも一人前ずつ出てきます。一人前の鍋を食べ終えたら次の鍋が出てくるのです。鍋は固形燃料ではなく、炭が入ってきます。いつまでも熱が出ているので、何人前でも同じ鍋でいけるのですね。

どぜう鍋

↑ どぜう鍋。下の炭が暖かいというか暑い…

一般的にどじょうは生臭いと言われています。なので少しドキドキでしたが、生臭さなんてまったくありませんでした。すごく柔らかく煮てあり、箸でとっただけで崩れそうになります。ネギと一緒に口に運べば、骨まで柔らかくなったどぜうとタレが口の中に広がります。山椒をかけて食べてもみたのですが、私は七味をかけたほうが好みでした。

飲み物はお昼だったのでウーロン茶を頼みましたが、どぜう鍋を食べているとお酒を飲みたくなってきます。一杯飲めばよかったかなとちょっと後悔しています。

ウーロン茶

↑ ウーロン茶は瓶とコップが出てくる居酒屋スタイルです。

なべ定食ですので、田楽やご飯、どぜう汁もついてきます。

田楽

↑ 田楽です。

 ご飯茶碗

↑ 茶碗には「駒形どぜう」の文字が。

 お新香

↑ お新香です。

 どぜう汁

↑ どぜう汁です。みそが濃い。

驚いたのがどぜう汁です。すごく濃いのです。向かいに座っていた20代の女子はさりげなく私に渡してきたほどです。これは酒の肴に頼むものかなと思っていたのですが、帰りがけにもらった冊子「どぜう往来 二〇一三 冬 第一一四号」には「白いご飯にかけてかっこむのが正しい作法」と書いてあります。

さらに冊子には食べ方も書いてあり、まず葱をたっぷり入れてとんがらしを入れてどぜうをいただき、そしてご飯にかけるそうです。最初からご飯にかけると、2杯分のご飯があるから配分が難しく、どぜうが壊れて味が濁るそうです。

もっと勉強してからくればよかった。

「どぜう汁」の一声で、さっと食べてさっと帰るのが江戸っ子らしいです。

でも、私は江戸っ子ではないのでしっかりと鍋まで堪能させてもらいました。

下駄箱の木札

↑ 靴箱の木札です。

冊子に従って、次に行ったときは、どぜう汁とご飯でさっとかっこんで出てこようかなとも思うのですが、またしっかり鍋までいただいちゃうんだろうなとと思います。次は飲みにきたいですね。

駒形どぜうはこちらです。

駒形どぜう|どぜう料理・くじら料理

なお、1階の座敷席は予約できないようです。

駒形どぜう

住所: 東京都台東区駒形1−7−12
Web Site: 駒形どぜう|どぜう料理・くじら料理

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