Jota Text Editorを使ってAndroidで長文入力
ブログなどAndroidで比較的長い文章を書いている場合、テキストエディターの使いやすさは文章を快適に書く上で大きく影響する。長文編集に最適化されたテキストエディターを使うと幸せになれる。
Android端末で長文を書く人は少ないかもしれない。書いたとしてもせいぜいが140文字ぐらいではないだろうか。Twitterを使っていてもそこまでの文章を書いている人はいないかもしれない。だが、私は比較的多く長文を書く。このブログの本文を移動中に書き上げることがあるからだ。細かい編集などはパソコンのほうがやりやすいが、文章を構築するぐらいならAndroid端末でも可能だ。
文章を編集する際に使うテキストエディターをこだわると長文入力が快適になる。短い文章では気にならないちょっとした挙動の違いや使いやすさは、長文を入力すると気になりはじめ、挙動が思い通りにいかないとストレスにすらなる。いかに長文を入力しやすくするかはテキストエディター選びにかかっている。使いやすいテキストエディターを愛用することで、ストレスなく長文を入力したい。
Jota Text Editorは長文編集向けに設計されたテキストエディターでJotaは「イオタ」と読むそうだ。100万文字程度までのテキストファイルに対応、各種文字コードの自動判定、文字コードの変更など機能を上げればきりがないぐらい高機能だ。Android Marketでアプリの説明を読めば機能の多さがわかる。
しかし、何よりもちょっとした挙動にこだわっているところが気に入った。例えば、他のテキストエディターにありがちな動作として、閲覧モードから編集モードに入ったときの動作にストレスを感じることがある。長文を閲覧モードで見ていて、後ろのほうで編集したい部分があったとき、その場をタップして編集モードにするとスクロールが一度先頭まで戻るテキストエディターが多い。閲覧モードから編集モードに移行した時にスクロールの先頭から編集したい部分まで再度スクロールしなくてはいけない。だが、このJota Text Editorでは閲覧モードから編集モードに入ったときもタップした部分を保持して編集モードになってくれる。これは長文を入力する人でなければわからない使いやすさだ。
これほど高機能で使いやすいテキストエディターがオープンソースでしかも無料で提供されていることも驚きである。なお、寄付は募集している。私は思わず寄付してしまった。
Androidで長い文章を書いているが、いまいち生産性が向上しないと悩んでいる場合は一度このアプリを試してみるといいかもしれない。