初音ミクがGoogle ChromeのCMに登場 インターネットの可能性を端的に表現
Google ChromeのCMに初音ミクが登場した。インターネットの可能性を端的に表現しているCMだ。
Googleが提供するブラウザーGoogle ChromeのCMに初音ミクが登場した。初音ミクはヤマハが開発したVocaloidという音声合成技術を元にクリプトン・フューチャー・メディアが開発したバーチャルアイドル、バーチャルシンガーである。ユーザーが音階と歌詞を入力することで、この初音ミクに歌を歌わせることができる。
ブラウザーのCMだが、このCMはインターネットの可能性を端的に表現している。音声合成技術のソフトウェアを元に無名の一般人が作詞、作曲した楽曲をアップロードして世界に発表する。それを元に、絵を描く人が出てきたり、3D画像を作成する人が出てくる。ダンスを作る人が出てくる。みんなで作り上げる初音ミクによってコミュニティーが広がって、やがて世界中の人が参加するようになってきて、ついには海外でライブデビューまで果たしてしまう。
メディアは自分たちがインターネットに駆逐されてしまうのが怖いので、どうしてもインターネットを悪いイメージで多く報道する。だが、実はあらゆる可能性を秘めた世界なのだということ。有名でも何でもない人がいつでも誰でもクリエイターになることができ、自分の作品を世に発表することができるということ。それが一瞬に世界中に広がるということ。
思わず何度も動画を再生してしまう。
私はこのインターネットが好きだ。