ブルネル賞を取得した日立駅に行ってみた
2014年、鉄道関連の国際デザインコンペであるブルネル賞を取得したという日立駅に行ってみました。
日立駅は2014年の鉄道関連のデザインコンペティションであるブルネル賞を受賞したそうです。
ブルネル賞とは駅舎、鉄道インフラ、関連施設、工業デザイン、車両と5つのカテゴリーに分かれていて、日立駅は駅舎の部門で優秀賞を獲得したとのことです。
受賞理由は以下の通りだそうです。
新しい日立駅は、人口減少問題を抱える日本の地方都市において、魅力的な駅周辺環境整備への要求に応えた成功事例である。
まちの拠点であるこの場所は、過去に見られた大規模で混沌とした空間ではなく、明るく、透明感があり、感じのよい空間であり、駅機能自体は支配的な要素ではなくなっている。駅と自由通路の全体が、利用者を引きつけ、快適に利用できるようにするという明確な目的に沿って、とても丁寧にデザインされている。
駅舎部門は日立駅のほか、東京ステーションシティ、上信電鉄の上州富岡駅、土佐くろしお鉄道の中村駅が取得したようです。
日立駅の駅舎が完成したのが2011年だそうです。
日立駅は、平成23年4月7日、東日本大震災を乗り越え、日立市の新しい玄関口として誕生しました。各種施設の整備に当たっては、「記憶に残るデザイン」、「誰からも愛されるデザイン」、「ふるさとを感じさせるデザイン」そして「全ての人に使いやすいデザイン」を目標に、「まちの顔」としての魅力を高めるため、世界的に活躍をされている建築家の妹島和世さん(デザイン提案競技により決定)にデザイン監修
ということで、ちょっと足を伸ばして日立駅まで行ってみました。
上野からフレッシュひたちに乗って向かいます。フレッシュな車体ですね。
フレッシュひたち17号高萩行きで日立まで向かいます。
フレッシュひたち車内の椅子は座り心地がいいです。内房線のE257系500番台とは大違い。ゲフンゲフン。車内販売もあり、コーヒーとトッポをいただきました。コーヒーは大きいサイズがあるみたいです。
そして日立駅に到着!
駅舎はさすがに新しいだけあってきれいです。駅舎が道路を渡った海が見えるところまでせり出しているデザインです。その向こうには水平線が広がっています。朝とか絶景なんでしょうね。
海とは反対側は動く歩道があります。JR東日本お馴染みのコンビニNEW DAYSもあります。動く歩道をつける必要があるのか疑問な距離ですが、そこは高齢化対策とやっぱり日立の力が大きいのでしょうかね。エスカレーターとかはもちろん日立製でした。
海側はもう景観のためだけに作ったような空間です。全面ガラス張りで見渡す限り水平線、そしてせり出している部分のカフェ・レストランがなんだか宙に浮いているように感じるデザイン、いい感じです。
外側から撮影してみました。本来、駅の機能としてはこの入り口までで十分なところですが、太平洋を眺める部分までせり出したデザインとなっています。
太平洋の水平線を眺めるスポットとして、駅という公共施設があるのはいいですね。海を眺めていても風に当たらないので寒くない。
駅舎外の1階部分にはトイレがあります。ちなみに改札内にもあります。
太平洋をパノラマで撮影してみました。
せり出した部分にはカフェ・レストランもあります。地方の駅食堂らしい感じでした。
内陸側(中央口)にも行ってみましょう。
むしろ、海側よりも開けています。
日立駅中央口をパノラマで撮影してみます。
日立駅ということで、タービンのモニュメントがあります。
工業都市の象徴ということなんでしょうか。
駅周辺にはイトーヨーカドーや日立シビックセンターなどが連なっています。
日立駅、おそらく仕事などじゃないとなかなか行く機会はないような場所ですが、太平洋を眺めるこの場所は町のシンボルのような存在となっていくのでしょうね。
日立駅
住所: 茨城県日立市幸町1-1-1
Web Site: JR東日本:各駅情報(日立駅)