全国で国営放送局からの架空請求が相次ぐ
利用したことのないサイトの利用料を払うように請求する詐欺が全国で相次いでいる。
サイトを利用していないのにもかかわらず、インターネットに接続ができるという理由だけで利用料を支払うよう求める架空請求が全国で報告され、捜査当局は対応に追われている。
某所に住む農業を営むN氏(73歳)は今月初めに国営放送局からのインターネットのサイト利用料を支払うよう求められた。N氏はテレビも持っていなければ、パソコンにも触れたことがない。国営放送局からは、インターネットに接続できる携帯電話を持っていることが請求の理由であると告げられた。N氏は携帯電話でインターネットを閲覧したことがない。子供や孫とメールの送受信を行うだけだという。不審に思い、相談した友人のすすめで被害を届け出た。
同様のケースが全国で相次ぎ、捜査当局は対応に追われている。捜査当局の担当者によれば、アクセスしたことのないサイトの利用料を支払うように求められる架空請求は以前からあったが、国営放送局による大規模な、しかもインターネットに接続できる機器を持っているという理由だけで、サイトの利用料を請求される被害は前例がないという。
国営放送局の会長は、テレビを持っていれば電波を受信できるから受信料を支払うのが当然であるように、インターネットに接続できる機器があれば利用料を支払うのは至極普通であると語る。国民ひとりひとりに割り振られる番号制度が始まったことにより、携帯電話会社やインターネットサービスプロバイダーとの契約者情報の共有が可能になり、インターネット利用者を正確に把握することができたことで一斉請求に踏み切ることができたという。
この件に関して国営放送局を管轄する規制当局に取材を申し込んだが回答は得られていない。
* これはエイプリルフール用の記事です。