1,080円(外税)の破壊力
お会計、1,166円になりまーす!
わかりやすい料金表示は、公正な取引において非常に重要な要素です。
客を騙すような、あえてわかりにくい表記は避けるべきだと思いますし、わかりにくい表記でお金を払わされるのはいい気分ではありません。
逆に言うと、わかりやすい表記にしていると、それだけで好感を持てます。
例えば無印良品のように、消費税率が上がったのに価格を据え置いて、さらには内税表記にしているようなお店で買い物を楽しみたい。たくさん買い物をしたい。そう思うものです。
ただ、世の中にはそういうわかりやすい表記でお客様を迎えようという姿勢のない店もあります。それは、値札の張替えやシステム更新など、コスト面で割りに合わないので、そうしている場合もあります。
そういうのは理解できますし、法律でも認められていることなので、仕方がないものだと納得できます。
でもね。
1,080円外税はない。
明らかに税込みであるかのように見せいます。税率が8%なので、1,000円なら1,080円です。価格だけ見ると税込みであるかのように勘違いさせ、追加で消費税を取るのは、悪意があるものだと思いますし、わかりやすい表記ではありません。
客が内税表示と勘違いするような表記にして、他の店舗との価格優位性を主張して、よりお得に見せておきながら、会計のときに税を上乗せするのです。しかも、わかりやすい場所にわかりやすく外税と書かれているわけではない。
こういう店には二度と入りたいとは思いません。