Macで起動時に灰色の停止マークが出たら
MacをアップデートしてGrey Stop Sign(灰色の車両通行止めのようなマーク)が出て先に進めなくなる場合、SSDをサードパーティー製に入れ替えてTRIMサポートを有効にしていることが原因です。
はじめ見たときは、いったい何事かと思いましたよ。
俺のMacが起動しなくなるなんて!
俺のMacが! 俺のMacが!!
って、叫んだところで解決するわけでもないので、黙って調べてみることにしました。すると、SSDをサードパーティー製のものに入れ替えて、なおかつTRIMサポートを有効にしていると、kext署名というものが無効になるそうです。このkextはカーネル拡張機能のことで、次のサイトの説明がわかりやすいかな。
新・OS X ハッキング! (118) BSDレイヤー温故知新(2)「KEXT」 | パソコン | マイナビニュース
このkext署名はYosemiteから導入され、Appleが許可したドライバー以外は読み込ませないための仕組みらしいです(詳しくはわかんないけど)。
で、サードパーティー製のSSDを入れてTRIMサポートを有効にするには、このkext署名を強制的に無効にしないといけないらしい。
このkext署名を無効にした状態はメモリーに記憶されるそうなんだけど、メモリーがリセットされたときに、灰色の停止マークが出てくるようです。
今回、OS X Yosemiteを10.10.3にアップデートしたのがメモリーのリセットがかかったきっかけだったようです。
そして、復旧方法は次のサイトの手順を実行します。
Trim Enabler and Yosemite | Cindori
私も以前、SSDを載せ替えて、TRIMサポートを有効にしていました。
MacBook Pro (13-inch, Late 2011)のSSDを入れ替えてみた
そして、見事に起動できなくなりました。
この復旧にたどり着くまでに時間がかかって、新しい写真アプリなんて、もうどうでもいい状態です。
もし、アップデートして灰色の車両通行止めのようなマークがでたら、SSDを入れ替えた記憶がないか、そのときにTRIMサポートを有効にしていないか思い出してみましょう。
今回紹介したサイトのなかには、「ほとんどのユーザーはTRIMサポートを有効にしてもいいことはない」という意見もありました。
MacBook Proも、最近のものはメモリーもストレージも交換できないようになってきているみたいですし、もはやパソコンというか、モバイルデバイスに近くなっていっている気がしますね。