ぷららを解約してZOOT NATIVEへ移行
ついに18年ほど使ってきたぷららを解約して、新しくインターリンクのZOOT NATIVEに移りました。
目次
昔はよかったぷらら
ぷららを契約したのは1998年の末、初めてのまともなボーナスでデスクトップPCを買ったときでした。当時、ゲートウェイというBTOメーカーでCPUはPentium II 400MHz1、メモリーは記憶が薄いけど確か128MBぐらい積んだと思います。10GBのハードディスクでウハウハな気分だったものです。ちなみにお値段30万円。
PCだけあっても仕方ないのでインターネットに繋ごうといろいろ検討しました。インターネットにつながる手段がパソコンしかなく、つなぐためには契約しなくてはいけないので、いまのようにスマートフォンでネットで調べて、なんてことはできません2。プロバイダーが特集された雑誌を買ってきて、どれにするか検討し、電話などで申込書を送ってもらいます。
大手プロバイダーはクレジットカード決済メインでしたが、唯一の銀行振替が可能な大手プロバイダーであること3、速度重視であることが気に入って契約しました。
速度重視を前面に打ち出しているいただけに、通信速度で不満になることはありませんでした。
速いは正義
月日は過ぎて、インターネットが高速で繋がることが当たり前になった時代、速度重視だったぷららが遅いと感じることが多くなりました。インターネット黎明期にあれだけ速度を重視していたプロバイダーでしたが、速さが実感できないどころか、むしろ遅い。
ネットでブログやSNSを検索してみるとぷららの悪い評判が多く、そのほとんどが遅いというものです。
もっと早くなる可能性を模索し、プロバイダーの乗り換えを検討し始めました。
IPv6 IPoE接続だから速い
光回線で接続するとき、アクセスが集中してボトルネックになっているNTT網内の終端装置を経由するPPPoE接続だと遅く、経由しないIPoE接続だと速くなることがわかりました。
IPoE接続は対応しているプロバイダーが限られており、調べてみるとぷららは対応していませんでした。
これは乗り換えるしかないと考え、条件がいいインターリンクのZOOT NATIVEの無料体験に申し込みました。
プロバイダーが売りとするサービスはいろいろあってもいいと思いますが、やっぱり一番の基本的なことはしっかり対応した上での付加サービスだと思うのです。基本的なことはもちろん速く繋がること。これができてないと、いくら付加サービスを充実させても価値はありません。
速いは正義なのです。
ぷららのよかったところ
ぷららは退会することになりましたが、10年以上もお世話になったのは、いいところがあったからです。
自分がぷららを使ってよかったところをやめる前にあげてみたいと思います。
フリーチケット制
フリーチケットがあるとこに尽きると思います。ぷららには、通常もらえるメールアドレスのほかに、アドレスを追加できたり、ホームページサービスがあったりします。
それぞれオプション料金が発生するのですが、基本料金にいくらかのフリーチケットが付いてきます。そのフリーチケットでオプション料金の支払いができますので、実質、基本料金だけでさまざまなサービスを付与することができるのです。
フリーチケットがあるおかげでオプションを追加しても、基本料金以上の請求はありませんでした。
ZOOT NATIVEのいいところ
新しくIPoE接続に対応したプロバイダーを探したときにZOOT NATIVEに魅かれた点を挙げてみます。
無料体験2ヶ月
お試しができるのはとてもありがたいです。プロバイダーの乗り換えは、NTTとの契約や環境、自分のルーターなどの環境などを考慮しながら決めなければいけません。
お試しができることで、いま手持ちにある環境で繋がるかどうかを確かめることができます。もし、繋がらなければ別のところを検討すればいい。
無料体験は安心を提供していると思います。
解約自由違約金なし
キャリア(携帯電話会社)の2年縛り契約で苦労している人は多いです。いざという時に手離れよく終われるのはありがたいものです。
無意味に引きずって少しでも顧客からと金を吸い取ってやろうという発想のサービスと、いつでも気に入らなかったら切ってもいいよっていうサービス、どちらがカスタマーファーストであるかは言うまでもありません。
インターリンクのZOOT NATIVEを選んだ最大の理由はこれです。
開通が早い
クレジットカード決済の場合、申し込んでから30分程度で回線が開通します。このスピード感は嬉しい!
こういうモヤモヤしているときって、なんでも早く試したいものです。そんなときにスッと開通してサクッと試せるのはスカッとします。
申込書を送ってもらって、何週間後に開通なんていうことだったら、すでに熱も冷めてます。熱いうちにチャレンジできる嬉しさを提供できるのは、かなりのアドバンテージだと思うのです、
支払い方法が豊富
支払い方法が豊富に用意されていることも嬉しいポイントではないでしょうか。かつて、ぷららが大手で唯一の銀行振替対応だったように、インターリンクでもNTT経由の支払い、銀行振替、クレジットカードの3種類に対応しています。
懐が深いのは多様な顧客に対応できることでもあります。
ただし、クレジットカード以外の支払いだと開通には時間がかかりますので、その点は注意が必要です。
メアドが2つ
無料体験が終わって正式契約になってからとなりますが、メールアドレスが2つももらえます。.moeと.earthです。プロバイダーで取得できるメールアドレスは、通常はひとつです。ここでも、他のサービスとの差別化を感じるところでもあります。
ZOOT NATIVEのイマイチポイント
とはいっても、イマイチなポイントがあることも事実です。このポイントは人によって違うように感じると思いますが、私が感じたイマイチポイントをお知らせしたいと思います。
ちょっと高い
ZOOT NATIVEの月額料金は2,160円です。これは、いままで契約していたぷららの倍の料金となります。
ただ、実際に試してみてぷららのときの速度に比べて20倍の速度を叩き出したので、私にとってこの料金は十分に乗り換える価値のある価格だと感じました。
まとめ
結論として、乗り換えてよかったと思います。実はまだ無料体験期間は終わっていないのですが、ぷららには退会を申し込みました。2017年8月31日で18年間お世話になったぷららに別れを告げ、新しくインターリンクに乗り換えます。
ブロードバンド時代、速度を出せないプロバイダーは淘汰されてきます。動画などの大容量コンテンツをストレスなく通信できるところが生き残り、ユーザーを集めていくでしょう。
やっぱり、繋がらない、遅いというのはストレスです。プロバイダーを乗り換えることでストレスフリーになるなら、思い切って乗り換えてみる価値は十分にあるのです。
- GHzじゃないよ。ギガじゃなくてメガ。ギガに置き換えると0.4GHz。 ↩
- その昔、携帯電話(「ケータイ」なんて言葉はありませんでした)は、その名の通り電話しかできませんでした。ソニーのクルクルピッピが懐かしい。 ↩
- 当時、銀行に口座を開設したときに作らされたクレジットカードは持っていましたか、未使用のまま眠っていました。昔は現金主義だったのです。 ↩