Bitcasaを解約した理由

Bitcasaを解約しました。データはすべてOffice 365で提供されているOneDrive for Businessに移行したあとでの解約です。

解約の理由

突然の値上げを発表して久しいBitcasaですが、私は値上げ前に契約したユーザーなので、容量無制限のプランを年額99ドルで利用できます。

と思っていました。

ところが、仕組み上、契約を更新するときにどうしても値上げのプランを契約しなくてはいけない事態に陥ってしまったため、解約を決意しました。

私はBitcasaの契約をiPhoneアプリを使ってApp Storeの購読機能で行いました。それは自動で更新されるものだろうと思っていたのです。ところが、値上げ発表後のあるときにApp Storeの購読がどうなっているかが気になって確認したところ、購読が利用できないという表示になっていました。つまり、契約終了日がきても自動で更新されないということを意味します。

そこでBitcasaにログインしてクレジットカードを登録しておけば大丈夫だろうと考えたのですが、App Storeの購読を使った場合、クレジットカードを登録しておくことができない仕組みになっていました。

Bitcasaのサポートに連絡してなんとかするように問い合わせてみても、App StoreのことはどうにもできないからAppleに問い合わせろと返ってくるだけでした。Appleに問い合わせれば解決できるのかとも思ったのですが、そこまでの気力もなく、Bitcasaの値上げの件や普段使いできないぐらい思いパフォーマンスなど、不満もたくさんあったので、これを機にやめることにしたのです。

データ移行と解約

契約は2014年8月4日までなので、1ヶ月ぐらい前から時間をかけてデータをダウンロードしていきました。

私が使っているMacBook Proは128GBのSSDなので、すべてのファイルを保存することはできません。Excelが使いたくて契約していたOffice 365のOneDrive for Business(1TB)がまったく使っていない状態でしたので、Bitcasaから少しダウンロードしてOneDrive for Businessにアップロードしてという作業を繰り返しながらデータを移行しました。

幸い、データ料は1TBには至っていなかったので、すべてのデータをOneDrive for Businessに移行することができました。また、その際に使わないだろうデータを断捨離することで、移行するデータ量を減らしたりもしました。

Bitcasa上のデータは解約する前提なので、特に削除は行いませんでした。

解約はサポートに連絡しないといけないので面倒でしたが、使わないアカウントは残しておきたくないし、ファイルがあるからという理由で料金を請求されるのも嫌なので、解約手続きをしました。

クラウドストレージは大手が安心

Bitcasaは容量無制限で年間99ドルという低価格を打ち出したものの、ネットワークやアプリが安定しないパフォーマンスだったり、おそらく収益性からなのでしょうが、値上げせざるを得なかったりというBitcasa自体がそもそも安定していない状況では、ユーザーとしては安心してデータを預けることはできません。

価格だけでなく、安定したパフォーマンスや事業の継続性などを考えると、クラウドストレージという分野ではベンチャーよりも、他のサービスも手がけていて、企業としても安定している大手のサービスを使うほうが安心できるのだなとつくづく思いました。

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