エクスプローラーで「選択の切り替え」をうまく使おう
エクスプローラーには選択しているファイルの選択状態を切り替えるコマンドがある。この「選択の切り替え」のコマンドを有効に使えば、ファイルの整理もしやすくなる。
エクスプローラーからメニューバーが消えてからしばらく経つ。Windows Vista以降のOSはエクスプローラーにメニューバーが表示されない。メニューバーとは「ファイル」とか「編集」とか「表示」とか書いてあるものだ。このメニューバーは「Alt」キーを押せば表示されるがふだんは隠されている。
このメニューバーの中に便利なコマンドが隠されていたりする。そのひとつに「選択の切り替え」がある。「編集」メニューの中にある「選択の切り替え」はショートカットが用意されておらず、また右クリックのメニューであるコンテキストメニューにも表示されない。「選択の切り替え」はメニューバーからしかアクセスできないコマンドだ。
だが、この「選択の切り替え」が意外に便利なのだ。このコマンドは、いま選択しているファイルから選択していないファイルへ選択状態を切り替えるためのコマンドだ。ファイルが多いが、特定のファイル以外をすべて選択したいというときに、特定のファイル以外をひとつひとつ選択していくよりも、特定のファイルを選択して「選択の切り替え」をするほうが早い。
意外に知られていないかもしれないが、この「選択の切り替え」を有効に使えば、ファイルの整理ももっと楽に早くなるだろう。