即効性ありの迷惑メール対策 これをやったら完全に止まった!

1日何十通もきていた迷惑メールがぴたりと止まる方法があるとしたら実行しますか? いまここに私が実際にやって効果がすぐに出た方法を公開します。テンプレートもあります!

山ほどくる迷惑メール

迷惑メールが何十通も来る日々が続いていました。迷惑メールが頻繁に来るアドレスはプロバイダーに契約したときに割り当てられたメールアドレスなので、もう15年以上も前のメールアドレスです。さすがにそれだけの歴史があればどこからか流出しているのか、あるいは総当たり攻撃であたったのか、迷惑メール業者にアドレスが知られているようです。

これまでは迷惑メールフィルターに頼っていました。はじめはプロバイダーの迷惑メールフィルターに契約して設定していたのですが、あまりにも精度が悪いのでGmailに転送してGmail経由でメールの送受信を行うようにしていました。

しかし、迷惑メールが届くのはやはり気持ちが悪いものです。なんとかしたいと考えて試行錯誤した結果、ある方法がとても効果がありましたのでここで公開します。

関係機関への通報

基本的には関係機関に通報することです。迷惑メールの情報提供を受け付けている総務省所轄の「日本データ通信協会」と経済産業省所轄の「日本産業協会」という機関があります。そこ宛に迷惑メールを添付して送信します。

迷惑メール相談センター|JADAC

迷惑メール情報提供受付ページ – 日本産業協会のご案内 – 日産協

このふたつの機関にそれぞれ迷惑メールを送りつけます。それぞれの機関は送られた情報をもとに関係官庁に報告し、迷惑メール業者には総務省などから行政指導がおりることになります。

迷惑メールの報告先は、基本的のこのふたつの機関のみです。

通報しただけじゃ効果なし

最初、上記ふたつの機関への通報のみを行っていました。しかし、これだけでは迷惑メールは減りませんでした。上記の機関への報告から実際に総務省による行政指導がおりるまではかなりのタイムラグがあります。日本データ通信協会のページには行政指導がおりた履歴がありますので対処していないわけではないのですが、即効性において通報するだけという行為は有効ではなかったのです。

迷惑メール業者に報告したことを知らしめる

一般的に迷惑メールには返信しないことが自身を迷惑メールの被害から守るための有効手段です。しかし、ここではあえてそれを否定します。ただし、ただで返信するのではありません。迷惑メール業者に対して、日本データ通信協会と日本産業協会に報告したことを知らしめるための返信です。こいつは面倒なやつだと思わせたら勝ちです。

関係する事業者にも知らせる

迷惑メール業者だけに知らせただけでは心もとないです。相手は迷惑メールをわざわざ送りつけてくるほどですから、それなりに覚悟しているはずです。なので、迷惑メール業者に直接影響力がある事業者にも、迷惑メールを送信していることを関係機関に報告したと知らせるのです。

関係する事業者は次の3つです。

  • メール送信の手段を与えた事業者
  • ドメインを与えた事業者
  • 誘導するサイトのサーバーを提供した事業者

これらの事業者に、自分ところのユーザーが迷惑メールを送信していることを知らせることで、いち早く迷惑メール業者に警告を発信してくれることを期待します。送ってみるとわかりますが、まともな事業者ならきちっと対応して返信してくれます。ありがたいことです。

関係事業者の調べ方

迷惑メールから迷惑メール業者にドメインを提供していたり、サーバーを提供していたりする事業者を割り出すことができます。 なお、完全に情報が出てこない場合もありますが、気にせずにわかる範囲だけでも調べた結果を報告します。

aguse.jp: ウェブ調査

多機能な調査ツールです。URLからドメインの事業者、正引きIPアドレスの事業者を調査してくれます。また、メールのヘッダーを貼り付けることで、メールの経路と送信者、受信者など詳細なデータを調査してくれます。

メール送信の手段を与えた事業者の調べ方

サイトにアクセスしたら「メール」のリンクをクリックします。

指示に従ってメールのヘッダーを貼り付け「調べる」をクリックすると詳細な情報が表示されます。送信元IPアドレスの管理者がメール送信の手段を与えた事業者です。

ドメイン・誘導先のサーバーを提供した事業者の調べ方

サイトにアクセスしたらメールのドメイン、または誘導先のURLを貼り付けます。

メールヘッダーのときと同じように「調べる」をクリックします。ドメイン情報がドメインを提供している事業者の情報で正引きIPアドレス管理者がサーバーを提供している事業者です。それらの事業者の情報をそれぞれメールに貼り付けて報告します。

メール貼り付け用のテキストを取得するために

調べるだけなら基本的に上記URLのツールだけでまかなえます。

ただ、事業者などの情報がテーブルで表示されたり、メールアドレスが画像で出力されたりしますので、メールに貼り付けるには都合がよくありません。テキスト貼り付け用に以下のサイトを使います。

ANSI Whois Gateway: ドメイン名 / IPアドレス検索サービス

最初のサイトで調べた結果に出力されたドメイン、IPアドレスをこのサイトで検索すると、結果をテキストで表示してくれます。テキストの必要な部分をコピーしてメールに貼り付けることができます。

テンプレート

報告のテンプレートを公開します。このテンプレートで実際に送信して効果が出ています。ポイントとして日本データ通信協会は迷惑メールを添付ファイルで受け付けていますが、日本産業協会やその他の事業者は添付ファイルを見ないことがありますので、迷惑メールのヘッダーと本文を報告の本文に含めています。

また、報告のときに「不同意広告宣伝メール」、「総務省」、「行政指導」という言葉を入れることで、迷惑メール業者に慌ててもらい、また関係する事業者に対しては自分ところのユーザーに迷惑メール送信業者がいるという危機感を持ってもらう狙いがあります。

テンプレートを使用するときは下のコメント(* の部分)もよく読んで使用してください。

*1 念のため「@」を全角にしています。

*2 whois検索結果のメールアドレスで、@の前にabuseやabuserとなっているアドレスがある場合は不正利用者報告先なのでそれらを指定し、ない場合はすべてのアドレスへ送信する。

なお、このテンプレートを使用したことで問題が発生しても当方はいっさい責任を負いません。利用者の責任において使用してください。

まとめ

実際にやってみてわかったことは、送信している迷惑メール業者はだいたい決まっているんだなということです。そんなに数は多くないなという印象です。whois検索でドメインを検索してみると、多数のドメインが同じ人、同じ業者で登録されています。また、IPアドレスで検索した先もだいたい同じレンタルサーバー屋さんが出てきましたので、そのレンタルサーバー屋さんさえ味方に付けてしまえば、迷惑メール業者を一瞬で殲滅することができます。

迷惑メールに対してフィルターなどで対処せず、毅然とした態度を示すことで迷惑メールから解放することができます。関係機関への報告し、それを迷惑メール業者、迷惑メール業者にサーバーを貸していたりドメインを提供する事業者に知らせることで、それぞれが送信をやめる方向で対処せざるを得ない状況ができるのです。

この方法で多くの人が迷惑メールから解放され、迷惑メール業者が一掃されることをどんなに願うかわかりません。