女子力を手軽にアップする方法

頻繁に話題になっている女子力について考えてみたい。女子力とはなんぞや。女子力を上げるにはどうすればいいか。男性の視点から見解を述べる。

女子力とは

最近、メディアでもネットでも女子力という言葉が話題になることがある。女子力をアップさせることが女性をきれいに見せる、あるいは女性を魅力的にさせるということが語られている。それに伴って雑誌では女子力アップの特集が組まれたり、企業が商品を販売するときには「女子力アップ」というコピーをつけるようになっている。

では、この女子力というのは何なのか。

デジタル大辞泉によると女子力とは次のような意味である。

じょし‐りょく 〔ヂヨシ‐〕 【女子力】

きらきらと輝いた生き方をしている女性が持つ力。女性が自らの生き方を演出する力。また、女性が自分の綺麗さ、センスの良さを目立たせて存在を示す力。

デジタル大辞泉

きらきらと輝いた生き方というのが曖昧だ。きらきらと輝いた生き方、わかる気もしなくもない。詩や小説なら何となくわかるが、この表現を辞書に使うのは違和感がある。きらきらと輝いた生き方は人それぞれだし具体的ではない。だが、その後ろに続く文には納得できる。自らの生き方を演出する、自分の綺麗さ、センスの良さの存在力を示す、このような力のことを女子力というそうだ。

とはいえ、引っかかるところがもうひとつある。女子力の女子という表現は適切なのかということである。いい年した女性が女子という区分に甘んじているのかということだ。女子というと女の子、まだ未成年の子というのが一般的な印象だ。だが、最近の使われ方を見ると「○○女子」というように女性における特定の共同体意識を表現している場合があり、その女子は女性全体を指している。もはや、女子は女の子としての意味ではなく、女性全般を指すような使われ方をしているのだ。みんな仲良しを表向きには目指している女性は、自分を「○○女子」と表現して共同体意識の中でコミュニケーションをしているのだろう。

そして、女子力というと女性が持っている自分の魅力を際立たせることを目標として女子力をアップさせるのだろう。

女子力をアップするには

すると女子力をアップするには、いかに魅力的な女性を演出するかということになる。女性は女性同士の目を意識するが故に化粧をしたりファッションにこだわっている傾向があるが、中には男性の意識を惹きたいがための女子力アップを目指している人もいると仮定して、男の視点から魅力的な女性とは何かを語りたい。まあ、語るといってもそれほど多くはない。魅力的な女性とは次の一言が大きい。
常識をわきまえている

つまりだ。女子力アップという言葉にばかり振り回されていない女性ということだ。周りを見渡してみるといい。「女子力」「女子力」言っている女性って、イタそうな人ばかりじゃないか?

女子力をアップするには常識をわきまえればいい。女子力をアップする手軽な方法は常識をわきまえることである。こう言うと反論する人もいるだろう。常識にとらわれていてはだめだと。有名なアインシュタインはこう言ったと。

常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。

Albert Einstein

うん。わかる。常識にとらわれないことから新しいことが生まれることも多い。でも、それは常識を身につけた次のステップではないか。常識をわきまえず、他人に迷惑をかけたり嫌な思いをさせている人間が果たして魅力的だろうか。少なくとも「女子力アップ」をいうコピーが付いた化粧品を使って、電車の中で化粧をしている女性が魅力的だとは思わない。飲食店でルージュを惹いたり、パタパタやり始める女性が魅力的とは思わない。

やれ○○ダイエットだと言って特定の商品を買い占めて、市場からその商品をなくして企業にお詫び広告を載せさせる行為をする人たちが魅力的だとは思わない。ましてや、運動もせずに楽して痩せようとする女性が魅力的だろうか。ダイエットが至上命題となって、痩せていてもダイエットという行為をすることが意義があるという態度の女性は病的だ。

もっと言うと、魅力的な女性はこのような女性ではないだろうか。
常識をわきまえ、思いやりがあり、自分をしっかりと持ち、自らの強みを伸ばすために勉強を怠らず、その魅力を遺憾なく発揮して社会に貢献している女性

このような女性は女子力が高いという以前に人間としても魅力があり、男性であれ女性であれ会ってみたいと思わせる女性ではないだろうか。

常識をわきまえることは述べた。

そして、「女子力」「女子力」言っている女性に多い自己中な考えばかりでなく、相手の気持ちを考えること、思いやりがあることが大切ではないだろうか。合コンばかりを繰り返し、いかに男性からブランドものを貢がせるかではなく、男性の気持ちを考えていかに行動できるか、いかに話をできるかを大切にしている女性。

自分をしっかりと持っていて、流行に振り回されないこと。自分の意見を持っていても、ちゃんと人の意見にも耳を傾け、時には自分の意見に取り入れる柔軟さ。

自分の強みを理解していて、その力を伸ばすために勉強に励み、社会に対してその魅力を振りまいて人々に貢献している人、そんな女性は企業の経営者であろうが、カフェ店員であろうが、アーティストであろうが、とても魅力的である。

いわば内面の強化が魅力的な女性を作ると言ってもいいだろう。その内面強化のための第一歩が常識をわきまえることである。

内面からにじみ出る魅力を持った女性が増え、日本を幸せの国にすることを願ってやまない。