Office 365でOfficeが5台分! パッケージ版よりお得か!?
Office 365を導入するとMicrosoft Officeが最大で5台分のデバイスにインストールして使うことができる。Mac版でもOK!
Office 365導入の経緯
日々記録している出資管理のデータをピボットテーブルで分析したい目的でExcelを使う必要が出てきた。そこで自分が使っているMacにOfficeを導入しようと考えた。
まず、気になったのがOffice Mac版が2011から出ていないということだ。新たにパッケージを買ってもいいのだが、2011から出ていないということは、いま買うとすぐに次のバージョンが出るかもしれないという恐怖にさらされることになる。そして、“なんとかの法則”ではないが、パッケージを買ったとたんに次のバージョンが発表になるということはIT業界ではよくあることだ。それだけは避けたい。
Office 365というサブスクリプションがあるという話を聞いたことがあり、本格的に調べてみた。調べるまではOffice 365はWebアプリですべてがWeb上で完結するものだと思っていたのだが、どうやら契約するプランによってソフトウェア版Officeをダウンロードして使うことができるらしい。
そして、ダウンロードしたOfficeは常に最新版であることが保証されるという。これなら、Mac版Officeがすぐにバージョンアップしても残念な思いをしなくてもすむ。それに、通常パッケージ版では1ライセンスで2台までのデバイスにしかインストールできないが、Office 365なら1ライセンスで5台までのデバイスにインストールすることができるのだ。
価格面でも優れていて、Officeがダウンロードして使えるプランの最低ランクのプランであるOffice 365 Small Business Premiumで年間12,360円(2014年3月24日現在)だ。パッケージ版のOfficeはMac版でこそ29,000円程度だが、Windows版なら62,000円だ。2年ぐらいでバージョンアップされている現状を考えると、1年で12,360円はお買い得ではないか。
私の場合はMac使いなのでMac版だとパッケージを買ったほうが安い計算にはなるが、しばらくMac版が発表されておらず、パッケージ版を買ってもすぐにバージョンアップ版が発表されて悔しい思いをする可能性が高いことを考えると、いま現在MacでOfficeを導入するなら最新バージョンが保証されるOffice 365が安心である。
それに私の場合は自分のドメインを持っているので、Office 365で独自ドメインを設定すれば自分のドメインのメールアドレスをExchangeで運用できるというメリットもある。Google Appsの無料版で使っているメールアドレスでは、去年からiPhoneでExchangeで同期できなくなっているので(有料版なら可能)、これを機にメールサーバーをOffice 365に移転することで快適にメールを使うこともできる。
つまり、Officeのオフライン版が使いたいこと、独自ドメインのメールサーバーでExchangeを使いたいこと、このふたつの要求を満たすためにOffice 365 Small Business Premiumを契約することにした。
次のような人におすすめ
Office 365はこんな人におすすめしたい。
- WindowsユーザーでOfficeを導入して使いたい人。
- 独自ドメインのメールでExchangeを使いたい人。
- MacユーザーでいまからOffice for Mac 2011を買うのが不安な人。
特にWindowsユーザーなら1ライセンスしか使わなくても無条件でおすすめだ。最新版のOfficeが常に使えて、しかもパッケージ版よりも割安なので導入しない手はない。
プランの名前に“Small Business”とか書いてあるが個人で契約することが可能だ。というか、もうOfficeパッケージ版なんていらないんじゃないかと思うぐらいである。
Officeを検討しているならOffice 365も検討の視野に入れてみることをおすすめしたい。