Tap Formsで自分だけのレストランデータベース
自分だけのレストランデータベースを作り上げるならTap Formsが手軽でおすすめ。記録したい項目を自由に設定できて、写真も載せることができるし、iPhone版ならその場で記録や検索が可能だ。
各レストラン評価サイトではやらせだったり、そもそも悪い評判は掲載されないようなシステムだったりで、営業時間や場所、メニューなどの基本的な情報以外はあまり真に受けないほうがいいような状況だ。また、味覚は各自に異なるので、ある人がまずいと判断したものでも意外においしかったり、そのまた逆も然りで、結局は自分の足で行ってみて、食べてみて自分で評価するのが一番である。
そんなときに、自分で自由に作り込めるデータベースがあると便利だ。それを実現するのがTap Formsというアプリである。iPhone版、iPad版、Mac版があり、iCloud経由で同期することができる。
以下は私が設定している項目である。
項目名 | タイプ | 解説 |
---|---|---|
評価 | レート | レストランの善し悪しを5段階評価でつける。 |
店名 | テキスト | 店の名前。 |
店名読み方 | テキスト | 店の名前の読み方。ひらがなに統一。英語名も平仮名で表記する。 |
住所 | テキスト | 店の住所。 |
場所 | テキスト | 店の場所の地名を大まかに。銀座とか丸の内とか。 |
最寄り駅 | テキスト | 店の最寄り駅。自分のなじみの路線を優先的に書く。 |
分類 | テキスト | 店の分類。バーなのかイタリアンなのか和食なのかなど。 |
オススメ | テキスト | おいしかったメニュー。 |
メモ | ノート | 店の詳細に関して記述する。 |
Webサイト | ウェブサイト | 店のURL。可能な限り公式ページでなければぐるなびなど。 |
電話番号 | 電話番号 | 店の電話番号。 |
初回来店日 | 日付 | 最初に店に行った日。 |
営業時間 | ノート | 営業時間。 |
照明が暗い | チェックマーク | 照明が暗い店にチェックする。雰囲気重視のときに利用するためのチェック。 |
青の色調 | チェックマーク | 店の色調が青いときにチェックする。雰囲気重視のときに利用。 |
写真1 | 写真 | 店の写真。料理なども。 |
写真2 | 写真 | 店の写真。料理なども。 |
写真3 | 写真 | 店の写真。料理なども。 |
写真4 | 写真 | 店の写真。料理なども。 |
写真5 | 写真 | 店の写真。料理なども。 |
このように、自分が好きなように項目を設定できるのがうれしい。ほかにも営業職の方なら「接待向け」、女子大生なら「女子会向き」のチェックマークがあってもいいし、誰と来たかを設定するノートの項目があってもいい。予算を気にするなら「値段感」という通貨の書式に設定した数字項目があってもいい。このように、自分が好きなようにカスタマイズできるのがパーソナルデータベースであるTap Formsのいいところだ。
また、レストランというのではなく、飲み屋というようにもっと限定するならそれなりに項目も変わってくる。「お通しあり」や「立ち飲み」など、飲み屋に限定した項目を設定して、飲み屋だけのデータベースを作るのもまた面白い。
こうしてデータベースを作り込んでおけば、飲み会の二次会に向かうときや、終電を逃したとき、友人とばったりあって急に食事に行くことになったときなど、さっとiPhoneを取り出してTap Formsを立ち上げれば、自分だけのデータベースからレストランを検索できる。
そして、作り込めば作り込むほど、データを集める楽しさもある。いままで行ったことがない店にチャレンジしてみようという気になる。作り楽しみも味わえるのだ。
自分だけのデータベースなので、評価サイトなどにはとても書き込めない、嫌だったことや悪かったところを遠慮なく記録していける。こうしていい店、悪い店を含めてデータを集めてレーティングを設定しておくことで、ここぞというときにレストランで失敗することもなくなる。
Tap Formsでデータベース作り、なかなか面白い。