電子レンジは日本メーカーより中国メーカーのほうが使いやすい

日本メーカーの電子レンジは使いづらいなと思ってしまったエピソードを紹介します。日本メーカーの家電は高機能化よりも、ユーザビリティを追求してもらいたいです。

久しぶりにコンビニの海苔弁当が恋しくなりました。ご飯の上に鰹節と海苔がのって、白身魚のフライや揚げたちくわなどが入っている海苔弁当です。たまに食べたくなるんですよね。

そこでお昼休みに買ってきました。会社の近くにあるコンビニは、電子レンジがセルフサービスになっています。そして、コンビニの電子レンジは人が多く並んでいましたので、会社にある電子レンジで温めることにしました。

会社には中国メーカーのワット数の小さい電子レンジがあったのですが、久しぶりに電子レンジが置かれている場所に行ってみると、ワット数の大きい日本メーカーの電子レンジが導入されていました。中国メーカーの電子レンジは700Wで日本メーカーは1450Wなので、日本メーカーの電子レンジを使ったほうが早く温められると考えました。

海苔弁当には500Wで2分、1500Wで40秒と書かれています。日本メーカーの電子レンジを使えば40秒ちょっとで温めることができるのです。日本メーカーの電子レンジに海苔弁当を入れました。

そこで温めようとしましたが、操作方法がまったくわかりません。ワット数を指定したいのですが、どこでワット数を指定するのかわかりません。時間も指定したいのですが、どこで時間を指定するのかもわかりません。いろいろな機能のボタンが所狭しと並んでいるのですが、基本的な操作をする方法がまったくわからないのです。とりあえずスタートボタンを押してみても、何秒間回るのかすら表示されません。もう、何がなんだかわかりません。

結局、中国メーカーの700Wの電子レンジで2分間待つことにしました。

中国メーカーのほうはシンプルです。海苔弁当を入れたらワット数をダイヤルで指定します。次に回す時間をダイヤルで指定するだけです。回す時間をセットすれば自動でスタートするのです。操作がシンプルで初めてでも、誰にでも使いこなすことができます。これがユーザビリティが優れているデザインだと思いました。

日本の家電メーカーはユーザーに向き合っておらず、高く売るために付加価値をつけようと不要な機能を増やしています。しかし、ユーザーには使いこなせないし、ほとんど使うことはないのです。機能を増やしても使いやすければいいのですが、使いやすさは何にも考えられていません。メーカーの自己満足の世界です。

このままでは日本のメーカーは愛想を尽かされ、そのうち誰からも見向きもされないようになるでしょう。家電にAndroidを載せる暇があるなら、誰でも簡単に使える使いやすさを追求したほうが愛される製品を世に出せるのではないでしょうか。

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