Eyefiクラウドファーストインプレッション! RAWもJPEGも保存し放題だが…
Eyefiクラウドに契約するためにEyefi Mobi Pro 32MBのSDカードを購入しました。使っていて気がついたことを書いていきたいと思います。
ファーストインプレッション
EyefiクラウドはEyefiカードで撮影した写真だけでなく、パソコンに保存されている既存の写真や動画もアップロードすることができます。iPhoneやMac版のアプリもあるので、それをインストールして、アクティベーションコードを入力することで、カードとEyefiクラウドを関連づけることができるようです。
で、使ってみたのですが…
使いづらっ!
これが正直な感想です。まだAdobe Revelのほうがマシなレベル。あれも使いづらかったけど、 Eyefiクラウドはそれ以上に使いづらいです。
まず、アルバムを作ってそこに写真を入れる場合、最初に写真をアップロードして、それが終わってから追加する必要があるということ。Adobe Revelはアルバム内に写真をアップロードすることが可能です。
写真を整理する「まとめる/分割」がなんか意味不明。アップロードした際に勝手に日付がついたラベルを分けてたり出来るのですが、選択できない写真もあったりして、使い方がよくわからないです。何のためにあるのかも不明です。そもそも、写真を整理するフォルダーだったりラベルだったりタグだったりという概念が「写真」のラベルに当たるのか、「アルバム」で分ければいいのかよくわかりません。やっぱ、Adobe Revelって何気にすごかったんだね。
あと、動作が不安定です。写真を選択してアルバムに追加するとき、アルバムに追加ボタンが選べなくなったりします。ブラウザーを更新してみても直るときと直らないときがあるので、なんかバグなんだと思います。アップロードもたまに失敗するし、ちょっと不安定な部分があります。
使い方としては、多分、「写真」では日付をそのままラベルにしておき、フォルダー分類的なものは「アルバム」でやるのがわかりやすいのかな。「スマートビュー」は検索条件を指定できるスマートフォルダー的なもので、「タグ」は自動で分類してくれるものらしい。
なんか、「アカウント」画面に「開発者向け」というのがあって、「アクセストークン」を設定できるので、探せば使いやすい整理アプリとかあるのかもしれません。
ちなみに、Eyefi Mobi Proの設定とかもわかりづらかったけど、一応案内通りにやれば動作できるようになりました。こちらは、それほど難しくはないので、特に書くことはないです。ちゃんとRAWファイルも転送されました。iPhoneでもRAWファイルが転送されています。成長したねぇ。
でも、自動でiPhoneには取り込んでも、そこからアップロードまでするかどうかは微妙ですね。アプリでRAWファイルをカメラにセットしたEyefi Mobi Proから取り込んでも、カメラロールに保存するとJPEGになるらしく、しかもサイズも勝手に変更されているので(EXIFも削除されます)、使い勝手はあまりよくないです。SNSにアップロードする前提の動作なのかもしれませんが、自分でこの辺をコントロールしたい人向けではないですね。なお、EyefiクラウドにはRAWのままアップロードされます。
Eyefi Mobi Proは、よほど緊急で写真を共有したい場合とかじゃないと使わないかもしれません。
注意!
びっくりしたんだけど、Macで転送用アプリをインストールしていると、Eyefiクラウドにアップロードした写真が、すべて転送用のフォルダーに再ダウンロードされています。勝手に!
転送用アプリは削除しました。怖すぎ。iPhoneアプリのほうも、カメラロールの写真を自動で取り込まないように設定しました。どの写真がどの状態にあるのか自分で管理したい場合は、自動転送的なものはすべてオフにしておいたほうがいいですね。
結論
Adobe Revel、なんでやめちゃうかねぇ。まだ、使い始めたばかりなので、もしかしたら、今後、活用できそうなことを見つけていくことができるかもしれません。いまのところ、私にとってはEyefiクラウドの無制限での写真と動画の保存が年額5,000円という部分、RAWファイルにちゃんと対応している部分が魅力です。
UIの使い勝手とかわかりやすさ、安定性はもう少し頑張ってもらいたいですね。もう、Eyefiクラウドで今後もずっと預けていくというのであれば、分類とか考えなくて、雑多に写真を入れておき、スマートタグとかで検索できるというのでいいのかもしれませんが、クラウドストレージのいままでの経験上、4回も移行しているので、正直、次に移行するときにちゃんと分類されているほうが整理がついていいんですよね。
Eyefiクラウドも使いつつ、バックアップ先としてもう一箇所ぐらい保存先を確保しながら使うというのが、いいのかもしれません。