Developer Forceの利用要件と制限

Developer Forceはどのような目的で使えるのか、どのような制限があるのかを紹介します。

以前、Developer Forceでアカウントの作り方を紹介しました。Developer Forceはどのような目的で使えるのか、あるいはどのような制限があるのかを紹介します。詳細はForce.com Developer Edition組織についてに記述がありますが、主要なものを抜き出してみたいと思います。

利用条件と制限は以下の通りです。

  • 利用は研究/調査/開発目的のみ。
  • データストレージ5MB。
  • ファイルストレージ20MB。
  • 24時間API呼び出し5,000回。
  • アプリケーション数制限なし。
  • Force.com Sitesアプリケーションの500MBの転送量、24時間のリクエスト時間制限。

与えられるライセンスに関しては以下の表の通り。

種類 ライセンス数
Salesforceカスタマーポータル 1
Salesforce CRMライセンス 2
Salesforce Mobileライセンス 2
Salesforce Platformライセンス 3
Partnerライセンス 1
Customer Portal Managerライセンス 10

Developer Forceの名前の通り、基本的に開発目的のみです。実運用で使うことはできません。まあ、データストレージの容量が「実運用で使えるものなら使ってみやがれ」的な少なさなので、ほぼ実運用で使うことができないようになっています。

なお、本番環境ではデータストレージは最低でも1GBですので、それに比べて本当に開発やテストで試すぐらいといった使い方に適した環境となっています。必要なら実環境からSandboxを作って、そちらでということですね。Sandboxなら200MBは使えます。

「システムの概要」で最大数のある記述を抜き出してみました。

項目 最大数
スキーマ
カスタムオブジェクト 400
データストレージ 5.0MB
API使用状況
API要求数(この24時間以内) 15,000
ビジネスロジック
ルール 2,000
使用コード 6,000,000
ユーザインターフェース
カスタムアプリケーション 10
有効なSALESFORCEサイト 1
有効なフロー 500
カスタムタブ 100
最多使用ライセンス
SALESFORCE 2
CHATTER FREE 5,000
CUSTOMER COMMUNITY PLUS 5

Developer Forceで使える上限値は実質、上の表の通りです。開発には十分なところでしょうか。APIの1回のデータやり取りの件数が200件が上限なので、それを考えても、データが多めのテストも200件を超えればパターンは洗い出せますので、問題はないでしょう。

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