Evernoteで写真などのファイルを一括登録するスクリプト

Evernoteを使って多量のファイルを登録する場合はUIで操作するのは面倒だ。そこでスクリプトを使って登録すると楽に操作ができる。Evernoteのスクリプトを活用して、登録作業の負担を軽減しよう。


Evernoteはクラウドでアイデアやファイルを登録できるのでとても便利だ。デジカメで撮った写真を保存しておいてもいい。毎月500MGまで、プレミアム会員なら1GBまでアップロードできる。1GBは結構な量なので、テキストでのアイデア帳的な使い方だけでは追いつかないので、写真や取っておきたいファイルを登録したりする。特にデジカメで撮影した写真ファイルを保存しておくのに便利だ。

そこでファイルを登録しようとするがUIで操作するのは面倒だ。ノートを作ってファイルを添付するか、写真ファイルをドラッグするしかない。しかも、複数のファイルをドラッグすると、1ノートに複数のファイルが添付されるので、すぐに1ノートの上限の容量オーバーとなる。だから、UIで最も効率よく操作するなら、1ファイルずつドラッグするという操作になる。だが、手が疲れる。

そこでEvernoteに付属しているENScriptを使う。ENScriptはEvernoteを操作することができるスクリプトコマンドで、Evernoteがインストールされているフォルダーにある。スクリプトのヘルプを参考にしながら、自分のしたい操作を行うことができる。

ファイルを登録したい場合はノートを作成し、そこにファイルを添付するという操作になる。また、デフォルト以外のノートブックに登録したい場合はノートブックを指定できるし、タグをつけることもできる。

次に1ファイルを1ノートにする方法だが、いちいちコマンドを打っていては面倒なのでWindows PowerShellでファイルの一覧を取得して、それを繰り返し処理でENScriptに渡して上げるようにする。

まずは、ENScriptコマンドを動作させるためにパスの登録を行う。コマンドのパスを毎回指定するのは面倒なので、これをやっておいたほうがいい。

$env:Path+=";C:Program FilesEvernoteEvernote"

次にENScriptコマンドでノートを作成してファイルを添付する。「createNote」でノートを作成する。その際に「/n」を指定すればデフォルト以外のノートブックに登録することができるので、ここでは「Notebook」を指定する。そして「/s」でファイル名を指定するので、Windows PowerShellのGet-ChildItemの一覧をForEach-Objectで回してひとつひとつを取ってきて渡す。

Get-ChildItem | ForEach-Object { enscript createNote /n Notebook /s $_.Name }

なお、多量のファイルを登録する場合は、同期なしのノートブックに一時的に登録してから、月の残り容量を見ながら同期ありのノートブックに移していくことをおすすめする。

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